夏用のおすすめバイクプロテクター
夏の通勤や通学、ちょっとしたシティライドのバイクスタイルにお悩みですか?
ツーリングに行くのなら、プロテクターが内蔵された夏用のライディングウエアを着込めば快適で安心ですが、そんなに長距離を乗らないし、もう少しカジュアルにバイクに乗りたい場面ではどうすれば…?
普段着で乗ってしまいたいけれども、それだと安全面に不安が残りますよね。
そんな時に便利なのが、単体のプロテクターです。
インナータイプから外付けの単品タイプまで、通気性なども考慮されたアイテムが登場しているので、便利に使えばちょっとしたシティライドの心強い相棒に。
そんな、夏のちょい乗りスタイルに活躍するプロテクターをいくつかご紹介します。

夏のバイクスタイルにプロテクターを選択するメリット3選
できるだけ涼しく快適に乗りたいけれど、薄着でバイクに乗ってしまうと危険がいっぱい。
日焼けは体力を消耗しますし、汗で肌はベタベタになります。虫に特攻されるなんてことも頻繁に起こるなど、夏のライディングは意外と身体にダメージが蓄積されてしまいます。
薄着になりがちな夏だからこそ、プロテクターを装備するだけでも、様々なメリットがうまれます。
夏でもプロテクターの装着は必須。 普段着にプロテクターを装備するだけでも、安心感が格段にアップします。
1. 比較的安価で揃えることができる
きちんとした夏物のメッシュジャケットを手に入れたいと思うと、価格は大体2万円オーバー。
通勤や通学で汗だくになりながら毎日使うことを考えると、衛生面から、できれば2つくらいは欲しい。
かといってライディングジャケットを複数枚揃えるとなると、予算にも限りがあります。
その点プロテクター単体であれば、ひとつをさまざまなスタイルに使い回すことができるので、価格もそれなりに抑えることが可能です。
すべての部位を守りたいのであれば、ジャケットを購入するのとあまり変わらないコスト感になってしまいますが、なによりも普段着にプラスで、必要なところだけ選べることが最大のメリット。
普段着で乗ることを一番に考えると、比較的安価に揃えることが可能となります。
2. プロテクターでも充分保護できる
普段着だけでバイクに乗って、もし転んでしまったら?
おそらくお気に入りの洋服がボロボロに破けてしまい、身体は打ち身&擦り傷だらけになってしまうことでしょう。
しかし、プロテクターを装着していれば、怪我は最小限に抑えられ、万が一の時に命の危険を回避する確率が格段とアップします。
肘、肩、背中、胸、膝など、保護するべき場所に合わせた、単体のプロテクターがそれぞれに用意されているので、保護したい箇所別に選ぶことが可能。
また、すべてが装備された着るタイプのインナープロテクターであれば、ライディングジャケットでは省略されがちな、胸部プロテクターが装備されているものが多く、普段着と合わせて便利に使えるのが嬉しいメリットとなります。
3. 複数のジャケットで使用できるため年中使用できる
ライディングジャケットだと、春秋用、冬用、夏用と季節に合わせてそれぞれ買い換える必要がありますが、外付けの単体プロテクターなら、普段着の上や中に装着できるため、季節は問いません。
目的地に到着したと同時にプロテクターを外すことで、バイクに乗っていないときは、普段通りのスタイルで過ごすことができるのも便利です。
また、普段着の上にプロテクターを装着するなら、普段着はいつものサイズ感でOKですが、下に装着する場合は、アウターにするアイテムをサイズアップする必要があります。
装着するプロテクターに合わせてアウターを取り替える事ができるので、いつも同じスタイルだと飽きてきてしまう…、という人にもおすすめです。

夏のバイクスタイルにプロテクターを選択するデメリット2選
では、プロテクターを装着すると生じるデメリットには何があるのでしょうか?
バイクに乗るときにはプロテクターは必須で、安全面についてはメリットしかありませんが、見た目などにこだわりがある人からしたら、デメリットが生じてしまうかもしれません。
しかしプロテクターの選び方や考え方でデメリットが解消する可能性も。
夏にプロテクターを装備する際にどうしても感じてしまうデメリットについてご紹介します。
1. 装着するのが少し手間に感じる人もいる
ライディング専用のウエアならプロテクターがすでに内蔵されているので、一枚着るだけで準備完了です。
しかし、単体のプロテクターだと、それぞれの保護箇所に装着しないといけないため、ちょっと手間がかかります。
プロテクターの位置を合わせて、ベルクロなどで落ちないようにつけるため、簡単に取り付けられるという訳にはいかないことも。
一体型のインナープロテクターでも、着込むタイプのものであれば簡単ですが、オフロード用などのハードタイプとなると、留める部分が複数あるタイプのものも存在します。
せっかくプロテクターを付けているのに、適切な場所に装着されていなかったり、つけていたはずなのにズレ落ちてしまったら本末転倒です。
そのため、装着する手間をデメリットと感じてしまう人もいるかもしれません。
2. 服装によってはゴツゴツしてしまうこともある
普段着にプロテクターを装着する場合、見た目がどうしてもゴツくなってしまいます。
プロテクターは見せるためにデザインされているものではないので、それは仕方がないことなのですが、ゴツゴツしてしまう点をデメリットに感じてしまう人もいるでしょう。
また、プロテクター内蔵型のライディングジャケットであれば、プロテクター分の厚みも計算されてデザインされているので、スマートに着こなせます。
しかし、インナープロテクターなどを普段着とあわせるとなると、普段着はプロテクターを装着することを計算して作られているわけではないので、どうしてもシルエットが崩れてしまいます。
これは、アウターのサイズを大きめにするなど、バタつかない程度にサイズを工夫することで解消されるかもしれません。
どちらにしろ、普段着のシルエットが崩れてしまうのは、おしゃれを楽しみたい人にとってはデメリットに感じてしまうところといえるでしょう。

夏用のバイクプロテクターの選び方4選
夏に活用したい単体のプロテクターは、素材、保護したい部位、タイプ、取り付けのしやすさから選ぶことがおすすめです。
できるだけ涼しく、でも安全に。 選び方さえわかれば、シティライドがもっと快適になるはずです。
ここからは、夏用のバイクプロテクターの選び方について解説します。
1. 素材で選ぶ
夏は体温の上昇や発汗により、ウエアの中に大量の熱気がこもってしまうため、プロテクターを選ぶ際はその熱をできるだけ外に逃がしてくれるような、通気性が良い素材を選ぶことをおすすめします。
ハードタイプならパンチングメッシュが施されているもので、土台の素材もメッシュが採用されているタイプが快適です。
また、プロテクター自体がメッシュ構造になった、柔らかくて薄いタイプのものもあるので、そちらもおすすめ。
フィット感もよく、アウターに干渉しにくいので、ひとつ持っていると便利です。
薄くて柔らかそうに見えても、衝撃を受けると固くなるものや、衝撃を熱に変えて拡散するものなど、テクノロジーの進化により安全性は保証されています。
2.保護部位から選ぶ
保護したほうが良いとされる部位別にプロテクターが存在します。
上半身は肩、背中、肘、胸、首。 下半身は、腰まわり、臀部、膝とあるのですが、それぞれに必要な部分だけ、単品で購入することが可能です。
しかしながら、夏だからといって、どの部分が必要でどの部分がいらない、ということはありません。
むしろ、普段着だったら全箇所装着しておいたほうが、安全性は高まるといえるでしょう。
しかし、すべて揃えるとなるとそれなりにコストがかさんでしまいます。
そのため、単体で購入する際は、最低でも胸、背中、肘、特に街乗りでは胸プロテクターの装着をするようにしましょう。
また、全身を保護したい場合はプロテクター付きの夏用ライディングウエアを買ったほうがお得になることも考えられます。
保護したい部位によって適切なプロテクターを選択してください。
3. プロテクターのタイプで選ぶ
プロテクターのタイプには…
● ライディングウエアに内蔵されているタイプ
●部位別の単体タイプ
●一体型になったインナープロテクター、
●エアバッグタイプ
が存在します。
それぞれ、自分のスタイルと好みで選んでしまってもOKなのですが、できるだけ涼しい格好でライディングを楽しみたいのであれば、プロテクターが内蔵された夏専用のメッシュのライディングウエアを着るのが快適でおすすめです。
しかし、もっとカジュアルに、さまざまな服装でバイクを楽しみたいということであれば、一体型のインナープロテクターがおすすめ。
伸縮性のあるストレッチ素材の薄手のインナーに、肩、背中、肘、胸部のプロテクターが装備されているため、普段着の中に着込むだけで高い安全性が確保されます。
4. 取り付けのしやすさで選ぶ
プロテクターの装着方法としては、専用の装着ベルトを使用して取り付けるタイプがほとんどです。
一体型になると、ジャケットと同様ジップアップの開け締めだけで装着するタイプや、上から被るタイプ、下半身用だったら履くだけのタイプなどがあり、装着ベルトでフィット感などを調整するタイプも存在します。
さらには、フィット感を高めるために、ゴムを使用しているものも。
長く使用していると、ゴムが伸びてしまうなど劣化してしまう場合もありますので、見極めが必要です。
せっかく購入したのに、装着しにくいと面倒くささを感じてしまい、装着しなくなってしまう。そんなことがないように、購入時には装着の仕方をしっかりとチェックすることをおすすめします。

特にプロテクターで保護するべきところは?
バイク事故の死亡原因となっている、損傷部位のトップ3は、頭部62.9%、胸部17.1%、腹部5.7%となり(2021年度・警視庁調べ)、胸部と腹部が全体の約22%を締めています。
この数字を見ると、ヘルメットだけではなく、特に胸を守る胸部プロテクターの重要度も理解できるのではないでしょうか。
転倒した際に、胸にハンドルが突き刺さってしまったり、追突した場所に腹部や胸部を強打してしまったりといった原因が報告されているのですが、現在、警察も含め2輪業界全体で、胸部プロテクターの装着が推奨されるようになってきています。
まだまだ普及率は低いものの、バイクに乗る際には胸部プロテクターは必須です。
なるべく装着することを心がけましょう。

夏用のおすすめバイクプロテクター【一体型プロテクター編】
普段着に気軽に着込むことができて便利なのが、一体型になったプロテクターです。
着脱も簡単だし、薄手のプロテクターが採用されているものが多いので、夏でも快適!上半身、下半身ともに便利に使えます。
夏用のおすすめバイクプテクタープロテクター2選 【胸部編】
胸部プロテクターのおすすめは、ジャケットに標準装備されているタイプです。
単体でつけるよりもフィット感が高く、見た目のスタイルが崩れないところが魅力です。
カジュアルなライディングジャケットにプラスして、快適な夏スタイルをお楽しみください。
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夏用のおすすめバイクプテクター【背中編】
脊髄を保護する背中用のプロテクターは、バックパックのように背負って装着するのが一般的です。
ライディング専用ウエアに標準装備されてるジャケット内蔵型もありますが、その場合、バックプロテクターをメッシュタイプに交換することをおすすめします。
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夏用のおすすめバイクプテクタープロテクター【その他】
まあまだあります、肘、膝、臀部用などのその他のおすすめプロテクター。
後付けする単体タイプから、ウエア内蔵タイプなど、自分のスタイルに合わせてセレクトするのがおすすめです。
現代の究極のプロテクションと言われる、バイク専用のエアバックも紹介します。
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まとめ:夏にピッタリのバイクプロテクターを選び快適に走ろう
夏のライディングスタイルのプロテクター選びのポイントは“通気性が良い素材”を選ぶこと。
バイク用のプロテクターには普段着のように季節感は存在しないし、ライディング時の服装は「薄着=涼しい」という訳にはいかないので、なかなか悩ましいところです。
それでも工夫次第で夏のライディングが快適になることは間違いありません。
いろいろと試行錯誤を繰り返し、自分にとって最適なスタイルを見つけてください。
それでも悩んでしまったら…、ぜひご相談を。
史上初のバックプロテクターを開発したダイネーゼでは、ライディングウエアにおける専門的なトレーニングを受けたスタッフが、皆様のさまざまなお悩みにお答えします。 お気軽にお問い合わせくださいませ。