株式会社ユーロギア (本社:東京都中央区、代表取締役:勝川久也)は、伊・ディーエアラブ社が開発した、高所作業用エアバッグベスト「WorkAir・ワークエア」に、通気性を確保したモデル「WorkAirLight・ワークエアライト」を2023年11月7日から販売開始いたします。
「WorkAir・ワークエア」は、警視庁の交通機動隊が採用する同社のモーターサイクル用エアバッグシステム「D-air」を高所作業用に応用・開発した商品であり、システムに内蔵されたセンサー(加速度センサー x 3、ジャイロセンサー x 3)が1秒間に100回、着用者の体の動きを解析し、特別なアルゴリズムによって80cm以上の落下距離を認識し、40ミリ秒で立体構造のエアバッグを高圧縮ガスで膨張させ、胸と背中、それに関連する人体の重要な器官を守ります。※「D-air」は、伊・ダイネーゼ社が25年以上の歳月をかけて研究開発を行ったもので、究極のモーターサイクルレースであるMotoGP™では2011年から採用されています。
新たに発売される「WorkAirLight・ワークエアライト」は日本の高温多湿な労働環境を考えて開発され、従来のモデルに比べて約38%通気性を確保し、安全だけでなく衛生と熱中症対策に配慮したバランスの取れたモデルとなっています。また、エアバッグの特殊な折り紙構造によって、エアバッグ膨張時には従来のモデル同様に胸・背中を効果的に保護します。
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「WorkAir・ワークエア」は以下のシナリオを想定して開発されました。
- 1.2m以上の高さでの作業において、脚立等からの落下時にエアバッグを展開。
- 2.0m以上の高さでの作業において、墜落制止用器具(フルハーネス)と併用し、落下時にエアバッグを展開し、構造物に対してスイングされることによって生じる衝撃から体を守る。
また、エアバッグには内部がどの部分においても5cm均等に膨らむ、「マイクロフィラメント」特許技術を採用し、一般的な風船のような構造のエアバッグとは異なり、どの部位でも均一な衝撃吸収性能を実現しました。これにより欧州安全認証の衝撃試験において、エネルギーの伝達値が規格で定められた制限値の60%未満という性能を実現しています。(欧州安全認証EN1621-3で定められた4.5kNと比較し、1.8kNの結果)
「WorkAir・ワークエア」は、以下のようなシーンで活用することができます。
- トラックの荷台での作業
- 高所看板や鉄塔での作業
- 工場やビルでのメンテナンス作業
- 倉庫での作業
- 港湾エリアでのコンテナ作業
- 農作業
- テーマパークでの遊具のメンテナンス作業
- 航空機など大型機体のメンテンス作業
- 落下対策として、高所での救急搬送の対象者に着用
高所作業用エアバッグである「WorkAir・ワークエア」は、労働者だけでなく一般的な生活環境において生じる可能性がある転落事故の重症化を未然に防ぐ、画期的なソリューションになると考えております。
主な仕様
【商品名】WorkAirLight ワークエアライト
【小売価格】115,500円(税込)**価格は予告なく変更となる場合があります、最新の情報は製品ページでご覧ください。
【取扱店】公式WEBサイト https://eurogear.jp/products/1d1002
サイズ
男女性兼用(S, M, L, XL)
保護範囲
胸部、背中
安全認証
PPE認証
対応する事故
- 1.2m以上の高さからの落下 単体での使用
- および墜落制止用器具(フルハーネス)との共用が可能
その他
- 1年間の無料修理保証(3年毎の定期メンテナンスが必要)
- IP54準拠の防塵・防水性能
- LEDユーザーインターフェース搭載(振動モーター付)
- 専用アプリを使用して、ファームウェアのアップデートが可能
- 4時間の充電で18時間の連続使用が可能
- 重量約1.0kg
- 折り畳む事が可能
エアバッグ安全認証
- 胸、背中、首
背部エアバッグDOLOMITICERT procedural guideline (2016/425) - Level 1 (EN1621-4 CB L1) 胸部エアバッグDOLOMITICERT procedural guideline (2016/425) - Level 2 (EN1621-4 L2)

