ジャケット型エアバッグの特徴について。一体型の魅力を知る。

作成日 2020年7月10日
By 鈴木(スズキ)

レーストラックとストリートでは、危険にさらされるエリアが大きく異なります。

ダイネーゼでは大学や病院、専門的な機関と共に、致命傷となりうるケースや部位について調査を行いました。

その結果、最も守るべき場所は胸であることが判明しています。

死に至るアクシデントの理由の多くは、胸への衝撃であることを知っているライダーは決して多くはありません。第3世代のD-air® Roadは、その点を重視してリデザインされました。

1. ストリートで起こるアクシデントの種類

ストリートでは、レーストラックと同じようにハイサイドとローサイドは危険な事故につなりますが、周囲の車との衝突や障害物との接触もありえます。

レーストラックではランオフエリアが設けられていますが、ストリートでは車道以外にスペースはほとんどありません。

その環境の違いが、レーシングに特化したD-air®と、ストリートに特化したD-air®を設計するキーになります。

アルゴリズムもエアバッグの形状も、異なるコンセプトが必要とされるのです。

2. プロテクションと快適性の、より良いバランス

ストリートユースにおいて、ダイネーゼは「アクティブセーフティ(快適性や動作性の向上によりライディングに集中し、事故を未然に防ぐ)」と「パッシブセーフティ(事故時の衝撃を最小限にする)」の理想的なバランスを追求しました。

最も致命的なリスクのあるエリアを守りつつも、軽量化とコンパクト化の実現をはかりました。

このゴールを達成するため、ダイネーゼはジャケットとエアバッグの組み合わせをリデザインし、ジャケットに内蔵することを考えたのです。

 

3. デザインの哲学

もしエアバッグが重くかさばったり、また著しく通気性が犠牲になったり、身体の動きが制限され、快適性を失うようであれば、集中力を欠く結果となります。

そもそも事故にあう事を避けるという、アクティブセーフティ能力が低下することになるのです。

それゆえ、エアバッグシステムのデザインはとても重要です。

アクティブセーフティ能力とともに、従来のLevel.1 胸プロテクター比で86%も衝撃をカットする、パッシブセーフティ(事故後のプロテクション)とを、高いレベルで同時に実現しなければなりません。

ダイネーゼのデザインはそのようなコンセプトに基づいています。

4. 第3世代D-air® Road ジャケット群のアドバンテージ

エアバッグ第3世代

  • さらに軽く、さらに快適に。エアバッグを内蔵したことで重量も体積も大幅にカット。

  • シンプルな構造にすることで、アクティブセーフティ(事前に事故を防ぐ、集中力や快適性もセーフティのひとつとする考え方)を向上。

  • より動きやすく、より自由に。

  • アイドリング停車中の衝突にも対応することで、パッシブセーフティ(事故が起きた後の衝撃を緩和するという、セーフティの考え方)を向上

  • 着やすく、リデザインされた構造は、ごわつきやゴツさを大幅に低減

  • 日本国内でエアバッグ交換ができる、より簡素化されたわかりやすい交換体制

  • レディースモデルの充実

5. ウェアの日常のメンテナンス方法

D-air® Roadを装備したウェアをメンテナンスする際には、ウェアに記載の洗濯表記や取扱説明書に従って行います。

テキスタイルウェアなど、洗濯可能なものの場合には、バックプロテクターやシステム類を取り外し、コネクターが水に触れないように適切にシーリングを行う必要があります。
(例えばテープや、ナイロンバッグに入れる等)

 

さらに「D-air®」について知りたい方は、すべてをまとめた以下の記事をおすすめします。
バイク用エアバッグ「D-air®」 その仕組み、選び方、プロテクション性能を解説

 

関連サイト

 

Tags: モーターサイクル, D-air®(エアバッグ)

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