本日はD-airの賢さ、優れた知性についてのご紹介をしていきます。
前回のおさらいですが、D-airには7つのセンサーを搭載し、
これらが1秒間に1000回ライダーの動きをモニタリングしています。
そして、エアバッグが必要なシチュエーションで起爆します。
・ロード (公道用)
・サーキット用
では、これがどうなっているのか?というところが非常に重要になってきます。
「バイクから離れた作動するの?」とお聞きすることが多いですが、、
すみません、そういった訳ではございません。。
D-airは25年以上にわたる年月をかけ、
その間に200万km、50人以上のアスリートからデータを蓄積しています。
その中で得た様々な情報を解析、データ化したものが、アルゴリズムデータです。
「アルゴリズム?」、、とは・・。
アルゴリズムとは"やり方"と言われることが多いです。
少し話が脱線しますが、、
普段の生活でほとんどの方は意識をしていなくても、実際に行っていることなのです。
例えば、サラダ用にキャベツの千切りをするときに、
キャベツの葉っぱを10枚くらいの必要な量を重ねてザクッザクッとまとめて切るはずです。
1枚、1枚をそれぞれを細々と千切りをすることはほとんど無いかとは思います。。
これが一般的ですが、効率的で賢いやり方ですね。
このように人間では無意識に賢く行っていることでも、
コンピューターには人間が教えてあげる必要があるのです。
他にも、もっと難しい考えも多々あるようですが、、本当に難しかったです。。
D-airはそのアルゴリズムデータが非常に優秀で賢く、
このアルゴリズムデータが特許になっており、D-airの優れた知性を司っています。
単純にセンサー類を搭載し、情報を読むことだけは簡単なことですが、
その読み取った情報を元にエアバッグをいかに適切に作動出来るか、が重要になります。
D-airの搭載された7つのセンサーを1秒間に1000回でライダーを監視し、
エアバッグが必要と判断し、起爆からエアバッグが最大展開するまでが、
最短で0.03秒です。
以前にお客様から「ここまでする必要は無いんじゃないの?」と、
お言葉がございましたが、、、必要です!
バイクのアクシデントでは、最初の衝撃が0.08秒後という研究結果があります。
そのために1秒間に1000回のモニタリングと展開時間0.03秒ということが非常に重要になります。
* 動画の左上に小さくタイムが計測されています。
ご参考までに一般的なワイヤー式のバイク用エアバッグでは、
ワイヤーが外れてからエアバッグが膨らむだけの時間で0.25秒~0.5秒となっています。
7つのセンサーでライダーの動きを1秒間に1000回監視
↓
D-airの優れた知性がエアバッグの必要なときを適切に判断
↓
エアバッグが必要な場合に、起爆後0.03秒でフル展開になるという流れです。
それでは次回はD-airならではのエアバッグ本体の衝撃吸収能力をご紹介していきます。
もう少しお付き合いください〜♪
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