前回の記事ではダイネーゼが特許を取得しているブーツINタイプをご紹介致しましたが、今回はブーツOUTタイプをご紹介致します。
レザーブーツと聞いてブーツOUTタイプをイメージする方も多いのではないでしょうか。
ダイネーゼでは、裾がブーツの中に入るスタイルの事をブーツOUTと呼んでいます。
今回はそんなブーツOUTタイプのスポーツブーツを三点ご紹介致します。
NEXUSはレザーブーツの中ではエントリーモデルとして位置づけられております。ツーリングでの快適性を重視しながらも、スポーツライディングに必要な動きやすさを高めた初心者の方でも扱いやすいモデルです。
私が実際に履いてみました。私は通常のスニーカーで足のサイズが26.5cmで、ダイネーゼブーツだと42サイズ(27.5cm)が一番履きやすいサイズです。
NEXUSはツーリングでの快適性を重視しているモデルなので、全体的にゆとりがあり、41サイズ(27cm)が丁度良いサイズでした。
Axial Distortion Control System(ねじれ防止システム)を採用している為、前後方向にはしやなかに動きます。
私はNEXUS 2 BOOTSの前作であるNEXUS BOOTSを愛用しており、北海道一周ツーリングや300kmを超えるツーリング(所要時間12時間以上)にも使用してましたが、ブーツの圧迫感などの疲れは殆ど御座いませんでした。
そして履いているパンツの生地の厚さに対して、ファスナー部分のベルクロからブーツの外周径の調整が可能。デニムパンツからレザーパンツまで幅広いジャンルのパンツと合わせることが可能です。
NEXUS 2 BOOTSにはパンチング加工をしたAIRタイプも御座います。サイズ感はノーマルと同じで、通気性を重視したモデルです。
ツーリングからサーキット走行まで、幅広いジャンルで使用したい方にお勧めなモデルです。
NEXUS 2 D-WP BOOTS ¥47,300(税込)
※左がNEXUS 2 BOOTS、右がNEXUS 2 D-WP BOOTSです
先程ご紹介したNEXUS 2 BOOTSをベースに、内側にD-DRYフィルムを採用した防水・防風ブーツです。
実際に私が履いてみました。同じNEXUSでも防水フィルムが入っている関係で幅と甲の部分が若干タイトです。今回はワンサイズ上げた42サイズ(27.5cm)が丁度良いサイズでした。
基本的な動きやすさはノーマルのNEXUS 2と変わらず、前後方向にはしなやかに動きます。
ツーリングからスポーツ走行まで幅広いシチュエーションで使用したい方に加え、急な天候変化にも対応できるモデルをお探しの方にお勧めです。
TORQUE 3 OUT BOOTS ¥60,500(税込)
TORQUE 3はレーシングブーツに位置付けられており、NEXUSと比べより全体的にタイトフィットとなります。より繊細な動きやすさを重視したモデルです。
実際に私が履いてみました。全体的にタイトな作りですが、サイズを上げるという程では無く、NEXUSと同じ41サイズ(27cm)で丁度良いサイズでした。
NEXUSと比べ甲の部分がよりタイトになっています。幅自体も若干TORQUE 3方が狭めです。よりタイトになったおかげでブーツの中で指先や踵部分が動いてしまうといった事は無く、より細かな動きをスムーズに行うことができます。
こちらもAxial Distortion Control System(ねじれ防止システム)を採用している為、前後方向にはしやなかに動きます。NEXUSに比べシャーリングが細かな造りになっており、より柔らかくしなやかに曲がります。
そして背面部にはリテンションインナーバンドを採用。ファスナー部分に干渉する部分を平らにすることでファスナーが上がりやすくしております。
甲の部分にはクイックシューレースシステムを採用することによって、よりフィット感を高めることが可能です。
サーキット走行がメインの方や、前傾姿勢の強いSSタイプに乗られている方にお勧めなモデルです。
いかがでしたでしょうか。二回に分けてレザーブーツをご紹介致しました。
今回は実際に私が履いてみましたが、脚の形やモデルなどでフィット感は大きく変わります。店頭では実際にご試着が可能となっており、サイズ感などはスタッフが丁寧にアドバイスさせて頂きますので、是非ご来店をお待ちしております。