MotoGP等世界的なバイクレースでも使用される、最も先進的な、D-airを搭載したSMART JACKET。
デビューから3年近くが経過し、ベストタイプ他、ロングスリーブ、ジャケット一体型と発売され
既に多くのライダーを守り続けています。
既に何度かご紹介してきましたが、内蔵されているエアバッグのシステム、スペックについて、
更に人気の3モデルについてご紹介致します。
起爆条件
「バイク用のエアバッグ」と言ってもまだ、それほど馴染みのあるものではないでしょう。
一般的なものとしてはバイクとジャケットをワイヤーと連結して、引っ張られて起爆するもの。
これはバイクと人体が離れない事故は作動せず、ワイヤーを外し忘れてバイクから離れてしまうと、
『ボン!』といったような、必要な場面ではないのに起爆の可能性も御座います。
しかしD-airは『完全ワイヤレス』なのでバイクとの連携や接続などは一切不要です。
その為上記のような心配が御座いません。
ではエアバッグがどのようなシチュエーションで作動するのか、気になりますよね。
D-airはGPSと速度センサー、傾斜センサーが搭載されており、毎秒1000回常にライダーの動きを監視。
GPSですのでトンネル内での使用を気にされる方が多いのですが、
トンネルに入る直前の状態を記憶しますので、問題なくご使用頂けます。
公道でのライダーの様々な動きがインプットされており、有事の際には瞬時にエアバッグが膨張、
ライダーを保護致します。
以下の4つが起爆の条件になっています。
ハイサイド
ローサイド(回転を伴う、伴わないかかわらず全て)
アイドリング停車中の360°からの衝突
・クルマやガードレールなど、障害物との正面衝突(45°~135°の範囲でもっとも有効)
この中でも特に注目すべきは、バイク停車時のアイドリング中でも常にライダーを守るという事です。
信号待ち中はほとんどの方が、走行中とは違い体を休めておりそんなタイミングで、
不意に他のバイク、車等が突っ込んできた場合には、ひとたまりもありません。
しかしD-airはバイクからの振動を感知さえすれば、走行中と同じレベルでライダーを保護し続けます。
※アイドリング中、振動の少ないバイクに関しては反応しない可能性が御座います。
保護箇所
保護箇所は主に胸、背中となっております。
スマートジャケットは死亡原因の常に上位である、胸の保護を重要視してつくられたプロテクターです。
保護面積は他の製品よりも176%も高く、背中胸部も含めて広範囲に保護することを実現しています。
また背中は致命傷となる事が胸ほど多くは無いようですが、後遺症も残る事が考えられるためやはり、
ライダーにとっては胸同様に高いレベルでの保護が必要な箇所と言えます。
安全性能
保護性能は胸部分が従来のプロテクターの7倍、背中は実に8倍もの衝撃吸収性が御座います。
実際に起爆前のエアバッグは、読んで字のごとく正に袋の状態で厚みは1㎜以下ですので、
このような安全性を持ちながら軽量、見た目にはスッキリとしたシルエットとなっています。
エアバッグの膨張に関してはマイクロフィラメントと呼ばれる特殊素材が使用され、
有事の際には瞬時に均一で5㎝の厚みに膨張、そして更に硬化致します。
硬化した状態で、手で押したり、叩いたりしても変形するようなことすら全くありません。
エアバッグが膨張するとこの画像のような状態なります。
通常のプロテクターは中央が厚く、端は薄くなりますので中央部分が最も保護性が高くなりますが
「均一で5㎝の厚み」という事は膨張したどの部分でも、同じ保護性能を持つことを意味しています。
またエアバッグと言えば車に装備してあるものを連想しがちですよね。
車の場合は風船のような柔らかな素材で、衝撃を吸収させますがその考えとは真逆で、
膨張後硬化することで、外部の障害物からも体を保護するという考え方です。
正に、armour=鎧のようなイメージではないでしょうか。
ここからは各モデルについてご紹介して参ります。
ダイネーゼのエアバッグ製品をお探しで迷われたら、まずはこのモデルをお勧め致します。
約3年前の発売からNo1の販売数を誇る、定番モデルといえる商品です。
ダイネーゼ製のジャケットとあわせて上、下どちらでもご使用いただける汎用性の高さが魅力です。
現行モデルの公道用エアバッグの製品としては唯一、レディースモデルの設定も御座います。
特に女性用の胸部プロテクターは現在取り扱いが御座いませんので、
安全意識の高い女性ライダーさんには、是非一度見て頂きたい一品です。
これ一着羽織るだけで胸、背中、肘、腕と全てを一度に保護致します。
ベストタイプは肩肘の保護ができないため、ジャケットとの合わせが必須でした。
しかし、こちらのモデルなら例えば夏場、アウターなしでのライディングも快適に楽しめます。
冬場はダウンジャケットやカジュアル目の、レザージャケットなど合わせるのも良いかと思います。
ダイネーゼ製のジャケットと合わせる場合には、どちらかの肩肘のプロテクターを外して使用します。
肩肘のプロテクターは取り外し可能なPro-Armorを装備しています。
画像のような柔軟性をもちながら高いプロテクション性能を保持します。
ベスト型、長袖型ともに素材や調整ベルトのシステムは全く同じものが使われています。
こちらの調整で、様々な体型にアジャスト♪
外側に使用されているベースの生地には通気性と摩耗性能を両立したメッシュ生地を使用し、
走行中は外気がジャケット内部を通り抜け快適に保ちます。
100%防水構造なので、スマートジャケットを外側にしての使用も問題なし!
アウター防水性と伸縮性に優れたD-Dry® Xを採用し、抜群の防寒性能を持ちながらスマートジャケットと
同じエアバッグシステムを内蔵したツーリングジャケットです。
前モデルのエアバッグシステムが搭載されたジャケットは、起爆エリアが胸のみでしたが、
背中には通常のプロテクターが装備されていました。
しかしこのモデルのエアバッグシステムは、スマートジャケットと全く同じものを使用しています。
こちらも長袖タイプ同様に、このモデルを着るだけで背中、胸、肘、腕と全てを一度に保護致します。
スイッチがスマートジャケットは首元にありましたが、こちらはそのやや下、胸の辺りにございます。
この2つのボタンを重ねてスイッチオン。
インジケータ―が左腕に配置されており、スマートジャケットのようなバイブレーション機能が無い分、
目視確認が容易に出来るようになっています。
肘等の有事の際に衝撃の受けやすい箇所にはD-Stoneファブリックと呼ばれる、
ダイネーゼ独自の素材を使用し耐摩耗性を向上しています
トップモデルのレーシングブーツ『AXIAL』シリーズにも長年使われ続けています安心の素材です。
高い防寒性能をもっていますが、通気性も抜群です。
胸と背中合計4か所に巨大なベンチレーションを設けています。
基本的には冬よりなモデルですがこれだけの通気性があれば
場所によっては4月あたりまで使用できそうですね。
ベスト、ロングスリーブインナ―として使用する時、お客様の好みや体系にもよりますが、
通常よりワンサイズ上のサイズを選ばれることも御座います。
購入を検討中の方は、今お使いのジャケットもお持ち頂き、合わせてお試し下さい。
以下からも本日ご紹介した商品の詳細をご確認頂けます。
バイクを楽しむにはやはり安全な装備が、必要不可欠ではないでしょうか。
ベスト、ロングスリーブインナ―、ジャケット一体型、それぞれが独特の個性を持っています。
是非一度最高峰の安全性能をご体感ください!