レザー製品のクリーニングサービスが開始致しました。
そこでこの記事では、レザースーツのメンテナンスの必要やそのコツについて解説します。
バイク用のレザースーツは、ライダーの安全を守るために重要な役割を果たしながらも、高価な装備品です。
革素材は自然素材であり、その独特の美しさや耐久性を長持ちさせるためには、定期的なクリーニングとメンテナンスが欠かせません。レザースーツを正しくケアし、長く快適に使用するためのクリーニングの必要性、コツ、アドバイス、そしてメンテナンス頻度について詳しく解説します。
ダイネーゼ特許のレザーでもある特殊なシリコントリートメントを施したD-SKINをはじめ、フルグレインレザーやカンガルレザーなどのレザー製品を長くご愛用頂く為に専門の技で一着一着を丁寧にクリーニングを致します。
なぜレザースーツのクリーニングが必要なのでしょうか
レザーは、特にバイク用スーツでは摩擦や天候の影響を受けやすい素材です。ツーリングやレースで汗をかいたり、雨に濡れたり、路面のホコリや油汚れが付着することがよくあります。これらの要因が蓄積すると、以下のような問題が生じることがあります。
- 革の劣化:汗や湿気は革の油分を奪い、乾燥してひび割れの原因になります。また、湿気はカビの発生を促進することもあります。
- 柔軟性の低下:汚れが溜まると革が硬くなり、着心地が悪くなるばかりか、動きにくくなり安全性にも影響を与えます。
- 美観の低下:表面に汚れが蓄積すると、革の光沢や色合いが失われ、見た目が悪くなります。
これらの問題を防ぎ、レザーの美しさと機能性を保つためには、適切なクリーニングとメンテナンスが必要です。
レザースーツのクリーニングのコツ
レザースーツは、特に繊細な素材であるため、クリーニングにはいくつかの注意点があります。以下に、自宅で行う場合の基本的な手順とコツを紹介します。
自宅でできるクリーニングの手順
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汚れを拭き取る
まず、スーツの表面に付着した大きな汚れやホコリを、柔らかい布でやさしく拭き取ります。水や専用のクリーナーを使わない状態で、軽く拭き取るだけでも効果があります。 -
専用のレザークリーナーを使用する
頑固な汚れがある場合は、レザー用のクリーナーを使います。市販されているレザークリーナーを柔らかい布に少量つけ、円を描くようにしてスーツ全体を拭きます。特に汗が染みやすい襟元や袖口、膝部分は重点的にケアしましょう。 -
保湿を行う
レザークリーナーで汚れを落とした後は、必ずレザー専用の保湿剤を使用します。革は定期的に油分を補充しないと乾燥し、ひび割れの原因となります。保湿剤を布にとり、同じく円を描くようにやさしく塗布します。 -
通気の良い場所で乾燥させる
クリーニング後、レザースーツを風通しの良い場所で自然乾燥させます。直射日光に当てると革が劣化するため、日陰での乾燥を心がけましょう。
レザースーツをプロに任せるべき場合
- 大きな汚れや染み:雨に濡れたあとや大きな汚れがついた場合、プロフェッショナルなレザークリーニングを検討すべきです。自宅でのケアが難しい場合、専門のクリーニングサービスに頼ることで、革へのダメージを最小限に抑えながらしっかりとした洗浄を行うことができます。
- 頻繁なレースや長距離ツーリングの後:特に過酷な使用環境でのスーツは、定期的に専門のクリーニングが必要です。
レザースーツのメンテナンス頻度
では、どのくらいの頻度でレザースーツのメンテナンスを行うべきでしょうか?一般的には、使用頻度や環境によって異なりますが、以下の目安を参考にするとよいでしょう。
- 毎回の使用後:ツーリングやレースのたびに、軽く表面の汚れを拭き取るだけでも、革の状態を保つことができます。
- 月に1回程度のクリーニング:頻繁に使用する場合は、月に1度、レザークリーナーを使って汚れを取り除き、保湿を行うとよいです。これにより、革の乾燥や劣化を防ぐことができます。
- 年に1〜2回のプロフェッショナルクリーニング:特にハードに使うライダーは、年に1〜2回程度、専門業者にクリーニングを依頼することをお勧めします。プロの手で徹底的にケアされたスーツは、より長持ちし、性能を保つことができます。
レザー保管時の注意点
クリーニングやメンテナンスだけでなく、保管方法もレザーの寿命に大きな影響を与えます。以下のポイントに注意しましょう。
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直射日光を避ける
長時間日光にさらされると、革は色あせや乾燥が進んでしまいます。保管する際は、暗くて風通しの良い場所を選びましょう。 -
湿気対策
湿気は革製品の天敵です。湿度が高い場所に保管すると、カビが生えやすくなります。湿気がこもりやすいクローゼットや押入れに保管する場合は、乾燥剤を一緒に置くと良いです。 -
ハンガーにかけて保管
レザー製品は重さがあるため、折りたたんで保管するとシワができやすくなります。しっかりしたハンガーにかけて、スーツの形を保ちながら保管しましょう。
レザークリーニング時のNG行動
レザー製品は繊細な素材であるため、扱いには注意が必要です。以下の行動は、革にダメージを与える可能性があるため避けましょう。
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過度な洗浄
レザーは水に弱い素材です。大量の水を使って洗ったり、浸け置きするのは絶対に避けてください。水分が革に浸透すると、乾燥時に硬化したり、カビが発生することがあります。
自身で行う場合には、必ず専用のクリーニングキットや、メンテナンスキットを使いましょう。 -
ドライヤーや直射日光での乾燥
レザーを乾燥させる際にドライヤーや直射日光を使うと、革が硬くなりひび割れの原因となります。自然乾燥を心がけましょう。
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記事作成 : 世田谷店スタッフ