春は暖かい日と寒い日が交互にやってきますが、体調を崩されたりしていませんでしょうか。最高のツーリングシーズンに向けて、体調もウェアもバイクもしっかりと準備しておきたいですね。
という事で今回は、安心安全なツーリングのお手伝いをさせて頂きます。
警視庁でも正式採用され、ジャケットの上でも下でも、メッシュジャケットでもレザージャケットでも、自由自在に着こなせるダイネーゼのスマートジャケット(エアバッグベスト)のサイズ感とフィッティングを試着画像を交えてお伝えいたします。
それでは、早速フィッティングに移って参りますが、まずは定番のテキスタイルのスマートジャケットから。
SMART JACKET 001-BLACK
MotoGPで使用されているダイネーゼの最新ワイヤレス式エアバッグシステム「D-air」のテクノロジーを搭載した、全てのモーターサイクルライダーにフィットする汎用性の高いベストです。 スマートジャケットのプロテクション性能は、胸部は一般的なプロテクターの約8枚分、背中は約7枚分に相当します。 その安全性が認められ、警視庁の交通機動隊(白バイ隊員)に正式採用されています。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
身長170cm、体重65~67kg、B88 W78 H90である私は、メッシュジャケット・レザージャケットであれば46サイズ、インナー付き秋冬ジャケットであれば、48サイズをタイト目のフィッティングにて着用しています。
では、私が46サイズのメッシュジャケットの上にスマートジャケットを着る場合は、何サイズのスマートジャケットが良いのでしょうか。46サイズのAIR FAST TEX JACKETの上から着用してみましょう。
メッシュジャケットとスマートジャケットの間に大きな隙間もなく、ぴったりとフィットしています。
ちなみに、この画像だけでスマートジャケットのサイズが判断できる方は、相当なダイネーゼフリークの方と存じますが、こちらMサイズを着用しています。
スマートジャケットを着用する事を前提にバックプロテクターは挿入していませんが、バックプロテクターを併用するスペースも問題無くありますので、念には念を入れる方にとっても大丈夫です。
スマートジャケットをジャケットの上から着る事で、愛用のジャケットもそのままお使いいただけますし、スイッチのON-OFFをするにも便利にはなります。しかしながら、ジャケットの顔とも言える部分が覆われる事にはなりますから、少々寂しいところはありますね。
では、ジャケットの下に着用すれば、その問題点も解決できるはずですが、その際のジャケットサイズはどうなるのでしょうか。AIR FRAME D1 TEX JACKETの下に着用してみましょう。
一見するだけでは、内側に最先端のエアバッグシステムを装備しているようには見えませんが、ジャケットの下にはバッチリ存在しています。
最先端のシステムを周囲に悟られないほどに、すっきりかつ簡単に纏うことが出来る、それこそが “ スマート ” たる所以ではないでしょうか。
私の場合は身体にピッタリとフィットするのが好きなので、XSサイズのスマートジャケットの上に48サイズのAIR FRAME D1 TEX JACKETを着用しています。
ゆとりのあるフィッティングでスマートジャケットをSサイズにしますと、メッシュジャケットを50サイズにする必要が出てきました。実際にフィッティングしてみましたが、全体的にしっくりこない感じがありましたので、タイト目のフィットが好きな私にとってはXSサイズと48サイズの組み合わせが一番良かったです。
また、秋冬ジャケットは通常48サイズを使用しているのですが、同じくタイト目のフィットでスマートジャケットをジャケットの下に着用するには50サイズが必要でした。
タイト目のフィットが好きな私は、50サイズの秋冬ジャケットが必要でしたが、ジャケットのサイズ感はモデルによっても変わりますし、好みのフィット感も十人十色でございますので、一概にサイズアップをしなければいけないという事ではありません。
サイズ感の目安として、スマートジャケットをジャケットの下に着用した上で、アウタージャケットのファスナーが無理なく上がれば大丈夫です。
次に、レザージャケットとスマートジャケットを組み合わせるには、どのような形が良いのでしょうか。
レザー素材は、テキスタイル素材に比べて伸縮しにくい特徴がございますので、ジャケットの下にスマートジャケットを着用しますと、テキスタイルジャケットの時のような私好みのフィット感が得られませんでした。
あくまで私個人の感想にはなりますが、レザージャケットの場合は、ジャケットの上に着用して頂くのが良いかと思います。
では、RAZON 2 LEATHER JACKETの上にスマートジャケットを着用してみましょう。
おや、これはスマートジャケット着ているのでしょうか?普通にレザージャケットを着ているだけに見えますが、それもそのはず、こちらレザー製のスマートジャケットです。
本来の主役であるレザージャケットの質感ともバッチリとマッチしています。ちなみに、ジャケットは46サイズ、スマートジャケットはMサイズとなりまして、メッシュジャケットの場合と同じ組み合わせです。
また、通気性の確保のためベストの表面はパンチング加工となっていまして、内側はメッシュ生地になっています。
さて、ここまでは比較的ピッタリとしたフィッティングでご紹介して参りましたが、ジャケットの上でも下でも、スマートジャケットを着用するのが億劫になる事はございませんでした。
しかしながら、もっともっと気軽に自由に走りたい!という要望もあるかと思いますので、そのお声にお応えできるであろうコーディネートをご紹介いたします。
2023年コレクションの VR46 DAEMON-X SAFETY HOODIE FULL ZIP ですが、ジャケットというよりはカジュアルウェアといった趣です。実際に生地もとても柔らかく、ライディングウェアでは無いような着心地ですが、肩と肘にはPro-Shape 2.0ソフトプロテクターが備わっていますので、スマートジャケットと併せてほぼ全方位の安全性が確保できます。ちなみに、スマートジャケットはXSサイズ、ジャケットは48サイズです。
VR46 DAEMON-X SAFETY HOODIE FULL ZIP 355-BLACK/WHITE/BLUE 52
DAEMON-X SAFETY HOODIE FULL ZIP 731-GREEN/BLACK 58
いかがでしょうか。
メッシュジャケット、秋冬ジャケット、レザージャケット、フーディータイプジャケットとスマートジャケットのフィッティングをご覧いただきました。
ダイネーゼ各店では、各サイズのスマートジャケットをご用意しております。ダイネーゼ製ジャケットのみでなく、他社製ジャケットとのフィッティングももちろん承っておりますので、スマートジャケットのご検討の際には、ぜひご愛用のジャケットをお持ちくださいませ。
その他、何かご不明な点がございましたら、お気軽にダイネーゼ各店までお問い合わせくださいませ。
皆様の安心安全なバイクライフをスマートジャケットと共にお手伝いさせて頂きます!