CIAO!! 近年盛り上がっているバイクカテゴリーにアドベンチャー/デュアルパーパスがありますがこれらのバイクの特徴はオンロードも快適に、オフロードもアクティブに走れるところ。そんなオンオフどちらのステージにも対応するウェアに求められる要素はオンロードでは快適性・安全性、オフロードでは運動性に主眼が置かれます。どちらの要素もバランス良くまとめるのはなかなか難易度の高いものですが、今回新しく登場したモデルはその要素を見事に実現した、これまでにない新しいジャケットです。
外観は比較的シンプルなデザインで前身ごろの深めのポケットなどツーリングモデルに近い雰囲気です。
スマートフォンも楽々収納可能なフロントポケット。
グローブなどもすっぽりと収まる背面カーゴポケット。
前腕・上腕にはそれぞれ細かくフィッティング調整が可能なベルト機能も備わっています。
ここまでは割と一般的なツーリング系ジャケットと思えますね。しかしこのジャケットの特徴はこちら。
なんと肩から先の袖部分が分離できます!
「袖を外してどうするの?涼しくするため?」恐らくそう思われる方も多いと思いますが、この袖が分離できる機能=冒頭で説明した"オンオフどちらにも対応する" を実現する要素なのです。
どういう事なのかと言うと、オフロード(林道)走行では身体をダイナミックに動かす事が多く、乗車中の暑さ対策や運動性を考慮してなるべく軽装になる事が好まれます。この観点では袖は無い方が乗りやすいのは想像し易いですよね。しかしオフロード(林道)までの移動や、ツーリング主体となるとオンロードも走りますのでそこではジャケットとしての安全性・快適性・デザインも重要。
ならば必要な時に袖を外せるようにしてしまえば良いのでは?という考えから生まれのがこのタイプのジャケットで一般的には「エンデューロジャケット」と呼ばれるジャンルになります。
元々はパリ・ダカールラリーに代表されるオンオフ混ざったコースを長時間走り続けるシチュエーションにおいて、ベストに簡易食料や水、エイドキットなどを収納してライディングするシーンにインスパイアされたのがエンデューロジャケット。ある意味レースシーンから公道シーンにフィードバックされたものともいえます。
例えばジャケットの肩・肘プロテクターは外し、最近登場したダイネーゼのMXコレクションのプロテクターを中に着る。オンロードでは袖は付けたままで移動し、オフロードでは袖を外してアクティブライドを楽しむ、そんな使い方が可能になっています。
スタッフ身長174㎝、ジャケット48サイズ
もちろんこういったアクティブライドのためだけではなく、胸・背中には個別にプロテクターを収納可能になっていますので、オフロード / アドベンチャーバイクに限らずあらゆる車種での使用が可能になっています。
オフロードのアクティブライドも念頭に置いた高い通気性や動き易さは、いつものツーリングでも活躍する事でしょう。
いかがでしたでしょうか。まだまだ厳しい暑さが続きますので、まだサマージャケットをお悩みの方はぜひ店頭にてご覧下さいませ。
今回ご紹介したモデル:OUTLAW TEX JACKET
それでは次回もお楽しみに!
Ciao,Ciao~