現在MotoGPでは全クラスのライダーにエアバッグシステムの使用が義務付けられていますがダイネーゼの誇るD-airシステムもその1つです。
D-airは2015年より我々一般ライダーにも手に入るようになりましたが、この度レーシングモデルである"MISANO"が新しいエアバッグシステムと共にモデルチェンジを致しました。
MISANO 3 PERF. D-AIR® 1PC LEATHER SUIT 495,000円(税込)
最大の変更点はエアバッグ本体を交換せずに3回まで起爆可能な新しいシステム"”D-air® RACING SHIELD 3X” を搭載した事でしょう。
このシステムの特徴は特許取得済みのマイクロフィラメント技術により、これまでのような1回の作動でエアバッグ本体の交換が必要ではなく、ガスジェネレータ―の交換のみで3回までの作動が可能となっていることです。これによりスピーディな再使用が出来ますのでユーザービリティが格段に向上します。
肝心のエアバッグシステムは元より、各部の仕様もよりブラッシュアップされています。
身長174cm・体重60kgのスタッフによる、48サイズ着用です。
肩~脇~腰にかけてのシャーリングは従来のTri-Axial構造を進化させた”Pentaxial構造”。5方向に伸縮することでライダーの動きに追従するとともに、自由度の高い動き、快適性を提供します。
肘の金属+樹脂スライダーを組み合わせた構造はRSS 4.0に進化。樹脂スライダーの位置は2ポジションに調整可能になっています。膝の樹脂スライダーも同じくRSS 4.0でベースのベルクロを外す事無くスライダーのみ交換可能になっています。
ふくらはぎ部分は以前の1本ファスナーから再び2本ファスナー仕様へ。ブーツインが無理なく出来る仕様になっています。
袖口は”Soft Edges(ソフトエッジ)システム”と呼ばれる伸縮性の高いニット生地を採用しグローブとのフィット感を高める仕様になっています。
従来はトップモデルのMUGELLOのみの採用だった大型のパンチングホールが腕部や腰部、太もも裏に追加されています。
LEDライトは発光パターンが増えてよりシステマチックに。画像だと分かり辛いですが実はこれ紫色です。
身長174cm・体重60kgの私が48サイズを試着しておりますが、レーシングモデルらしい全体的にタイト目な印象は変わらず(胸部・背中プロテクター着用)。
しかしながら使用しているD-SKIN2.0レザーのしなやかさと進化したシャーリング構造により、馴染みの一切ない状態でも驚くほど動き易く、すぐにライディングに集中する事ができると感じました。
いかがでしょうか。
注目のMISANO 3 D-AIR SUITは現在台場店にて週末まで先行展示を行っておりますので実際の仕様・サイズ確認のご試着も可能です。
貴重な1着となっておりますのでぜひこの機会にご来店下さいませ。
それでは次回もお楽しみに!
Ciao Ciao~
こちらの記事もおすすめ
【バイク用エアバッグ】ワイヤレス式システム「D-air®」搭載ベストなら、ジャケットの中にも外にも着れる。
記事作成 : 坂井(サカイ)