年々気温は上がり続け、「酷暑」と呼ぶにふさわしい日が珍しくなくなりました。ライダーにとって夏はツーリングシーズンである一方、年々厳しさを増す暑さと向き合わなければならない季節でもあります。これほどまでに気候が変化した今、従来どおりの装備や暑さ対策だけでは、快適に走り続けることが難しくなってきたのです。
だからこそ私たちライダーも、新しい環境に合わせた装備選びや対策を考えていく必要があるのではないでしょうか。
本記事では、老舗ライディングウェアブランドであるダイネーゼの視点から、酷暑のライディングを少しでも快適にする「足元対策」についてご紹介します。初心者の方からベテランライダーまで、夏の装備選びの参考になれば幸いです。
昨年、私は「防水シューズは通年で使いやすく、蒸れも軽減できるため快適である」という内容の記事を公開しました。
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この考えは、酷暑と呼ばれるような真夏においても変わりません。夏場は暑さだけでなく、高い湿度や突然のゲリラ豪雨など、さまざまな天候リスクを伴います。そのため、防水シューズが活躍する場面は現在でも十分にあると考えています。
一方で、本記事では夏用のAIRシューズに焦点を当ててご紹介します。一見すると前述の内容とは異なるように感じられるかもしれませんが、それぞれ得意とする環境が異なるため、決して相反するものではありません。
まずは、AIRシューズとはどのような製品なのか、その特徴からご紹介していきます。
大きく分けると二つのタイプ
AIRシューズは、大きく分けて二つのタイプがあります。
一つは、アッパーに細かな通気孔を設けたパンチングタイプです。合皮を主体としたモデルに多く採用されており、質感や耐久性を保ちながら、通気性を確保しているのが特徴です。
もう一つは、メッシュ素材を採用したタイプです。シューズ全体で走行風を取り込みやすく、高い通気性を実現しています。一般的に合皮主体のモデルと比べると素材の特性は異なりますが、その分軽量で足当たりが柔らかく、圧迫感の少ない履き心地が魅力です。
では、どちらが涼しいのか
通気性という観点だけで比較するのであれば、メッシュタイプに軍配が上がるでしょう。
シューズ全体で走行風を取り込めるメッシュタイプに対し、パンチングタイプは小さな通気孔から空気を取り込む構造です。そのため、一般的にはメッシュタイプの方が高い通気性を期待できます。
一方で、パンチングタイプにもメリットがあります。春や秋など、適度な通気性が求められる季節では、空気を取り込みすぎないため足元が冷えにくく、季節を問わず使いやすいという特徴があります。
つまり、真夏の酷暑を快適に過ごすことを重視するならメッシュタイプ、それ以外の季節も含めて幅広く使いたいのであればパンチングタイプという選び方も有力な選択肢です。
なぜAIRシューズなのか
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暑い夏場のライディングは、気温だけが問題なのでしょうか。
――いいえ、違いますね。
夏の路面は強い日差しによって熱せられ、アスファルトからの照り返しやエンジンからの輻射熱によって、足元は想像以上に過酷な環境となります。とりわけエンジンに近い足回りは熱の影響を受けやすく、走行中でもシューズ内には熱や湿気がこもりがちです。
AIRシューズは、走行風を積極的に取り込むことで、シューズ内にこもった熱や湿気を逃がしやすくします。暑さそのものをなくすことはできませんが、足元の環境を整えることで、夏のライディングをより快適なものにしてくれるでしょう。
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ここまでAIRシューズについてご紹介してきました。
しかし、「AIRシューズを履くだけで真夏も快適になるのか」と聞かれれば、答えは決して「はい」ではありません。
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近年の酷暑は、それほど単純なものではないからです。高温多湿な環境では汗をかくこと自体は避けられず、シューズの通気性だけで快適性を維持するには限界があります。
ここで組み合わせたいのが、ダイネーゼのDRYARNソックスです。

詳しい仕組みについては過去の記事でご紹介していますが、DRYARNは高い疎水性を持つ繊維です。汗を必要以上に吸収するのではなく、素早く肌表面から移動・拡散させることで、ドライな着用感を維持しやすくなります。
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そして、AIRシューズが取り込んだ走行風がシューズ内の熱や湿気を逃がすことで、その性能をさらに引き出します。AIRシューズとDRYARNソックスは、それぞれ異なる役割を担いながら、夏の足元をより快適にする組み合わせと言えるでしょう。
おすすめAIRシューズ3選
HERIAN AIR SHOES
アッパーに通気性のある素材使用した、快適で軽量かつ保護性能に優れたバイク用シューズ。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
パンチング加工とメッシュアッパーを組み合わせることで、効率よく通気性を確保。広い履き口とクイックシューレースを採用し、脱ぎ履きもスムーズです。スポーティなデザインは、スーパースポーツからツアラーモデルまで幅広くマッチします。
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SUBURB AIR SHOES
通気性に優れ、暑い日のライディングでも快適に過ごすことができる実用的なカジュアルアーバンシューズ。Groundtrax®ソールにより最高の履き心地を実現しています。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
ストリートユースを意識したスタイリッシュなデザインに加え、アッパー全面にメッシュ素材を採用することで、高い通気性を実現しています。靴紐はゴムバンドで固定できる仕様のため、走行中にバタついたり、車体へ引っ掛かったりする心配もありません。
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記事作成 : 福岡店スタッフ
2024年04月04日
ATIPICA AIR 2 SHOES
通気性に優れたメッシュ構造のモーターサイクルシューズ。安全性の高い補強素材と非対称のGroundtrax®ソールを採用し、最高の安定性とグリップ力を実現しました。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
スポーティなデザインと広範囲のメッシュアッパーにより、高い通気性を実現。軽量設計で足への負担も少なく、街乗りからロングツーリングまで幅広く活躍します。
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まとめ
暑さそのものをなくすことはできません。しかし、装備を見直すことで、その暑さを和らげることはできます。
ジャケットやグローブだけでなく、足元もライディングの快適性を左右する大切な装備です。
この夏はAIRシューズとDRYARNソックスという新しい組み合わせで、酷暑のライディングに備えてみてはいかがでしょうか。