今期もダイネーゼライダーが活躍中!

作成日 2024年6月10日 | 最終更新日 2024年7月8日
By 堀嶋(ホリシマ)

こんにちは!
MotoGP、WorldSBKが開幕しダイネーゼライダーが目覚ましい活躍をしております!
今回のブログは2024年現在、ダイネーゼがサポートしているレーサーの紹介です。
どうぞ最後までご覧くださいませ!

まずはWorldSBK(ワールドスーパーバイク選手権)の選手からご紹介です。
そもそもWorldSBKとはどういったレースなのかと言いますと、
約700万円以下、150台以上を製造・販売されている1000ccの市販車スーパースポーツバイクをカスタム、
チューニングした車両で競われるレースです。

 

そんなSBKの現在トップランカーは天才トルコ人ライダー、
Toprak Razgatlioglu #54 (トプラク ラズガットリオグル)

彼、一番の特徴といえばこの自由自在なマシンコントロール。
後輪を浮かせる技(写真:左)はストッピーと呼ばれ、彼の象徴でもあります!
更に彼の異次元のコーナリング(写真:右)は、コーナーの半分まで後輪が滑っているドリフト状態で駆け抜けます😱

所属はROKIT BMW MOTORRAD WORLDSBK TEAM。
BMWの会社直系のファクトリーチームでその才能を遺憾なく発揮し、
ミサノサーキット戦ではRace1, Race2, SPRaceの3冠を達成!
今年間違いなくWorldSBKの中で一番アツい選手です🔥

 

お次はSBK開幕のフィリップアイランド戦、
今年SBKにクラスアップしたルーキーながらRace1でいきなり1位に輝いた、
Nicolo Bulega #11 (ニコロ ブレガ)

彼はMotoGPの250ccクラス、Moto3で走っていましたが、
体が大きくなじめなかったこともありWorldSBKシリーズのミドルクラス(SSP)へ転向。
そこから覚醒したように好成績を収め、去年は21回の表彰台に上がり、そのうち14回1位に輝いております!
見事転向先のSSPチャンピオンへ駆けあがりました。

所属はARUBA.IT RACING - DUCATI。
こちらもDucatiの直系ファクトリーチームでポイントランキングは何と2位!
ベテランをしのいでのし上がるスーパースタールーキーに目が離せません👍

 

WorldSBK編最後のライダーはかつてMotoGPに参戦し、数々のメーカーのファクトリーライダーを務めましたが、
食品汚染によるドーピングで4年間という出場停止処分を受け、選手生命を絶たれた...
と思われましたが、今年SBKで復活を遂げた
Andrea Iannone #29 (アンドレア イアンノーネ)

彼は出場停止中の4年間、己を鍛え現役選手と戦える戦闘力を維持しておりました。
それは彼がレースに対するアツい気持ちがまだ灯っていたからで、
もう一度彼をレースに出させてやりたい!という回りのサポートもあり、
晴れて今年から出場へとたどり着きました😭

所属はDucatiのサテライトチーム
復活だけでも喜ばしいことですが、なんともうすでに予選では1位通過、本戦も3位、2位と表彰台へ上がっています。
彼の執念なのか、才能なのかはたまた両方か。
イタリアでは大人気のライダーで彼の復活を心待ちにしていたことでしょう...
才能、人気、レーシングスピリットを持つ彼のネクストステージはMotoGPとうわさがたっております。
34歳とベテランの域ですが彼のさらなる活躍に期待です!

 

ここからはレースシーンが変わりMotoGP編です!
MotoGPとは簡単に言うとバイク版F1で、
それぞれのメーカーが技術の結晶であるプロトタイプを走らせ、
早さと速さを競います!
WorldSBKのコンディションがほぼイコールの市販車ベースとは違い、
各メーカーの開発競争の激化により、メーカー間の性能の差はもちろんのこと、
最新型のマシンを走らせるメーカー直系のファクトリーと、
1年落ちのマシンを走らせるサテライト・プライベート・カスタマーで
かなりの差が出ると言われるほど厳しい二輪最高峰レースになります。

 

まず1人目にご紹介するライダーはあのレジェンドライダー、
Valentino Rossi(バレンティーノ ロッシ)の愛弟子。
Franco Morbidelli #21 (フランコ モルビデリ)

YAMAHA時代はマシンの開発が難航し、ポイント争いに絡むことが難しい苦い経験をしましたが、
24年シーズンにYAMAHAファクトリーからDucatiの最新ファクトリースペックマシンを持つ、
準ファクトリーのPrima PRAMAC Racing teamへ移籍となり、
コンスタントに一桁ポジションを獲得し着実に調子と彼本来の速さを取り戻しつつあります。

25年はプラマックレーシングチームがDucatiのファクトリーマシンから
YAMAHAのファクトリーマシンへ契約変更となったので、
彼の来年の所属チームが気になるところではあります
今後の活躍に期待しましょう!

 

2人目は2020年MotoGPクラスでSuzukiのファクトリーチームで見事チャンピオンを獲得し、
その確かな実力から天下のHONDAファクトリーライダーとなった、
Joan Mir #36 (ジョアン ミル)

マルク マルケス不在の2020年の王者に輝き、
Suzukiのファクトリーマシンに十分な戦闘力が証明されましたが、
2022年、SuzukiがMotoGPから撤退するというまさかの経営判断により、来季の参戦が危ぶまれました。
しかし、マシン開発に滞りが見え始めていたHONDA陣営がSuzukiのライダー2人を迎えることになり、
彼は晴れて誉高いRepsol HONDA Teamのライダーになりました。

しかし、現在のホンダは深刻なマシン開発の遅れを取っており、
上位に食い込めず、彼自身も引退という2文字が脳裏によぎったとか...😥
ですが、彼はあえて去年のマシンパーツを試したりと精力的にマシン開発に取り組んでおります!
来季もRepsol HONDA継続で間違いないと言われておりますので、
HONDAの復活と彼本来の速さを取り戻してほしいところですね...!

 

3人目は同じくRepsol HONDAに今年から加入し、
Valentino Rossiを兄に持ち、
仲間うちに"ロシア人" "マリノヴィッチ"とあだ名で呼ばれるほどクールビューティーな見た目といつも冷静で無表情なたたずまいの持ち主、
Luca Marini #10 (ルカ マリーニ)

彼はテストライダー気質のようなところがあり、
些細なセッティングの違いを読み取るという兄のロッシと似た感覚を持っているそうで、
一度セッティングがはまると爆発的な速さを見せるライダーです。
昨年はロッシがチームオーナーのmooney VR46 Racing Teamで絶好調のDucatiの1年落ちマシンを駆っていましたが、
それを手放し、絶不調のRepsol HONDA Teamへ移籍しました。

HONDAのファクトリーライダーになることは彼の夢であり、
順位など関係なくマシンを育て上げることに誇りを持っています。
現在彼は日本から送られてくる新パーツを熱心に、積極的に試し、
「トップに戻るのは難しいが、できない理由は1つもない」と再びHONDAが上位に返り咲く確信めいたコメントをしております🔥
彼の才能と世界一のHONDAの技術力が組み合わさり、アツい展開になることを願ってます...!

 

4人目は今年からダイネーゼライダーとなり、
23年シーズン終盤から現在にかけてダイネーゼライダーの中で1番と言っていいほど、
実力をめきめきと伸ばしてきている注目のライダー、
Fabio Di Giannantonio #49 (ファビオ ディ ジャンナントニオ)

昨年のマルケス電撃移籍事件に伴い、MotoGP参戦2年目にして早々とチームを追い出される形となりましたが、
シーズン終盤まで粘り強くレースに取り組み、トップ10圏内に入り込んで、
残り2戦となったカタールGPでファクトリーマシンに乗ったディフェンディングチャンピオンのフランチェスコ バニャイヤと一騎打ちの末、
見事1位を勝ち取り、Pertamina Enduro VR46 Racing Teamの契約を勝ち取ることができました!
この1件は本当に感動的でした😭

彼の出身もイタリアのローマということでVR46レーシングアカデミーに参加し、
ムジェロサーキットで他のアカデミー生とトレーニングを行ったりしております。
メキメキと上げている実力から来季の移籍情報の噂はこのままVR46に残留か、
YAMAHAの準ファクトリーチームとなるPRAMACか...
彼が言うには第3の案もあると明言しており、今後の走りと去就が気になる注目の選手です!

 

最後は23年シーズン終盤に鎖骨を折りながらも3位表彰台に乗るなど、
1年落ちのマシンながら総合3位の成績を収め、
もうすでに来年はAprilia Racingに契約が決まている、VR46アカデミー生の期待の星、
Marco Bezzecchi #72 (マルコ ベッツェッキ)

去年はシーズン途中までポイントランキング首位に立ったり、
フルウェットコンディションとなったアルゼンチンGPで大逃げをかまし、
2位以下を約5秒の差をつけて快勝など大きな活躍を見せてくれました。
しかし、今年はマシンの年式が変わった影響でブレーキングなどフィーリングが合わず、
スペインGPの3位表彰台に留まっております。

名前もそうですが、レース中の事故で亡くなってしまったマルコ シモンチェリに面影がある彼。
ファクトリーマシンではなくてもレースに勝つ、その実力はとても高く評価されており、
24年シーズン始まって間もなくApriliaのファクトリーシートを手にしました👏
今期の追い上げと来年のApriliaのファクトリーマシンを駆る彼を見られるのが楽しみです!

いかがでしたでしょうか?
World SBKとMotoGPに参戦中のダイネーゼライダーのご紹介でした!
応援したいと思える選手、いわゆる"推し"が見つかると、
レースが見るだけで楽しくなりますし、
実際私はプロライダーのように上手に走れるようになりたいと思い、
サーキット走行にも挑戦するようになりました。
モータースポーツはマシンとライダーの限界ギリギリでバトルしております。
そこには今まで感じたことのないような興奮と感動があります。
皆さんも応援したいと思えるライダーを見つけていただければ幸いです!

最後にモータサイクルウェア業界では物凄く珍しいのですが、
Daineseではプロライダーが身に着けているものと全く同じレーシングギアが手に入ります!

レーシングスーツも幅広い自由度でデザインすることができ、
お客様のお気にいりの一着がCustom Worksプログラムをご利用いただき、作成可能です。

皆様のご利用お待ちしております😊

 

それでは次のブログでお会いしましょう!
Arrivederci~🏍️

Tags: モーターサイクル, レザースーツ, レーシング, カスタムワークス, バイク用エアバッグ, スポーツ, サーキット, ダイネーゼ, レーシングスーツ, ツナギ, 革ツナギ, VR46, レーシングブーツ, AGV, PISTA GP RR

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