ライディング中、トンネルの出入りや木陰の多いワインディングなどで、突然の明暗差にヒヤリとした経験はありませんか? そんなシーンでも、もうバイザーを開け閉めする必要はありません。 AGVから、待望の調光バイザー「Adaptive(アダプティブ)」が登場しました。
AGV VISOR K6S / K6 - MPLK - ADAPTIVE
フォトクロミック材料を使用したバイザー。太陽光に含まれる紫外線量に応じてクリアからスモークに発色します。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
フォトクロミックとは

一般的にサングラスでよく使用されており、紫外線(UV)に反応してレンズ内の分子構造が変化し、それによってレンズの色が変化します。
フォトクロミックバイザーの最大の利点は、ただ便利というだけではありません。
視界の明るさが常に適正に保たれることで、眩しさによる視認性の低下を防ぎ、暗い場所での被視認性を確保し、結果としてライダーの安全性を高めます。
紫外線の無い室内ではクリアバイザーで、太陽光にある紫外線があたるとスモークバイザーになるというそれぞれのメリットを持つ革新的なアイテムとなっています。
実際に使用した感想

K6は私も個人的に愛用しているため、先日実際に購入し使用してみました。
この日の天候は曇りと性能を実感するのには微妙な天気でしたが、外にでた瞬間変化が訪れました。
%20%E6%AD%A3%E6%96%B9%E5%BD%A2%20-%20770x770-Nov-16-2025-06-31-35-2543-AM.png?width=770&height=770&name=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E7%94%A8)%20%E6%AD%A3%E6%96%B9%E5%BD%A2%20-%20770x770-Nov-16-2025-06-31-35-2543-AM.png)
この日は太陽が雲に隠れており、強い日差しでなければ暗くならないのではと思っていました。しかし、実際には約10秒ほどでスッと濃度が変化し、丁度良い暗さへと落ち着きました。その変化はとても滑らかで、気になることは一切なく非常に快適です。
また、晴れで直射日光を浴びている時も、最大80%スモークバイザーと同等の暗さとなります。
そして夜間になるとスモークからクリアへと戻り、道路標識等や障害物などをしっかり視認できる安心感があります。暗い道でも視界を妨げず、バイザー交換の手間やどちらバイザーで行くべきかという悩みからも解放されました。
時間帯に合わせて最適な視界になるため、快適性と安全性を一段と高めてくれる心強いアイテムです!
気温による影響
調光反応は化学反応に近い性質を持つため、紫外線だけでなく温度でも反応スピードや濃さが変わります。
気温が低い(寒い)とき
→ レンズがより濃くなりやすく、
→ 明るい状態に戻る(クリアに戻る)まで少し時間がかかる傾向があります。
気温が高い(暑い)とき
→ レンズがあまり濃くならない場合があり、
→ クリアに戻るのは比較的早いです。
つまり、冬場は濃くなりやすく・戻りがゆっくり、夏場は薄めで・戻りが速い、という傾向になります。
光の変化に応じて最適な視界を提供するAGVの新しいフォトクロミックバイザー。ぜひ店頭で手に取り、その精度と美しい視界を体感してください。