サーキットシーズンの足音が近づく今、改めて見直したいのが足元の安全性と操作性です。ダイネーゼが提唱し続ける、パンツの裾をブーツに被せる"ブーツIN・システム"は、単なるスタイルの追求ではありません。転倒時に引っ掛かりを抑える安全性と、足首の自由度を高めてマシンとの一体感を最大化するという、極めて合理的なメリットを備えています。


この革新的なシステムを体現し、実際にMotoGPを戦うトップライダーたちが自らの身を預けているのが、ダイネーゼの技術の結晶であるAXIALシリーズです。
今回は世界最高峰の舞台で磨き抜かれた、まさにGPライダーも愛用する至高のレーシングブーツをご紹介します。
AXIAL 2 BOOTS
DAINESEの最新テクノロジーを搭載したトップクラスのレーシングブーツが進化を遂げました。レーシングスーツやレザーパンツの下に着用できる”INシステム”が採用されています。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
ブーツINシステムとは?

冒頭でもお話しした通り、AXIAL BOOTSはダイネーゼが特許を取得している”ブーツINシステム(裾が外)"を採用しています。
対応するレザーパンツやレーシングスーツとベルクロで接合することで、強固な固定が可能です。このシステムは単に一体感を高めるだけでなく、転倒時にブーツ本体やファスナーが路面と接触・干渉することを防ぐ役割を担っています。路面との"引っ掛かり"を極限まで抑えることで、足首や膝へ伝わる過度な回転エネルギーを軽減し、重大な負傷のリスクを最小限に留めます。

また、ブーツをパンツの裾に収めることで、表面の突起物を排除した極めてスリムなシルエットを実現します。これにより、ライダーの脚部を車体へよりタイトに密着させることが可能。同時に、高速走行時における脚周りの空気抵抗を最小限に抑え、より洗練されたエアロダイナミクスへと導きます。
Axial Distortion Control System

内部構造はカーボンとアラミド繊維を組み合わせた堅牢なフレームを使用し、くるぶし部分にジョイント箇所を設けることにより、バイクを操作する上で欠かせない前後方向の動きはスムーズに動かすことが可能です。

転倒した際に足首のねじれを防ぐ為、横方向の動きには非常に硬く造られており、転倒時のダメージ軽減にもつながります。ブーツそのものが欧州安全基準である[CE EN 13634]に適合しており、第三者機関からも高い安全性が認められてます。
フィット感

実際にスタッフが履いてみました。着用スタッフは普段スニーカーで26.5cmとなっており、ダイネーゼのブーツは42サイズ(27.5cm)を着用しております。今回も同じ42サイズを着用しております。

足を通した瞬間、内部に組み込まれたカーボンフレーム特有の強固な剛性感がダイレクトに伝わります。幅に関しては他モデルと変わらないぐらいのフィット感ですが、特筆すべきは踝周りのプロテクション性能。他モデルを圧倒する剛性が、横方向のねじれを防ぎ、安全性を高めています。
安全性に一切の妥協をしないダイネーゼポリシーが感じ取れます。

これだけの剛性を持ちながら、ライディングの肝となる前後方向の可動域は驚くほどしなやかです。一方で、関節の負傷に直結する横方向へのねじれは非常に固く、わざと曲げようとしても曲がりませんでした。
この動くべき方向にはスムーズに、守るべき方向には頑強にという相反する要素の高次元な両立こそが、GPライダーたちに選ばれ続ける真の理由です。

実際にオートバイに跨ってみると、その真価がさらに鮮明になります。前後方向の動きが驚くほどしなやかなため、繊細なシフトワークやコーナリング中の激しいステップワークも極めてダイレクトで、意図した動きがそのままマシンへと伝わる感覚です。

さらに、Groundtrax®レーシングソールがステップを確実に捉え、卓越したグリップ力を発揮。足元が吸い付くように安定することで、ハングオン時のホールド感と安心感が飛躍的に向上しています。

ツーリングにレーシングブーツはちょっと...とお考えの方も多いかもしれません。しかしAXIAL BOOTSは前後方向に柔らかく動きますので、オートバイから降りた後でも非常に歩きやすいのが特徴です。
スタイルとしても、裾を被せてしまえば見た目はスニーカータイプと同じようになるのでツーリングなどの普段使いもしやすいモデルです。
まとめ
サーキット走行において、装備への信頼はそのまま心の余裕となり、より深いライディングプレジャーへと直結します。今回ご紹介したAXIAL 2 BOOTSは、比類なき剛性と自由な操作性を両立し、ライダーのパフォーマンスを足元から支える究極のシステムです。
間近に迫ったシーズン本番を最高の一足と共に迎えるべく、ぜひ店頭でその圧倒的な一体感を体感してみてください。