こんにちは
今回はレザークリーナーセットを使ったお手入れの手順のご紹介です。
お手入れ方法とレザー洗浄前後の様子を動画で見ていただけます。
目次
このキットは、レザーアイテムの最適なケアとクリーニングのために設計されており、汚れを落とすためのクリーニングクリームとレザーに栄養を与える保護クリーム、スポンジ、柔らかい布が含まれています。
ダイネーゼ製品のスムースレザーアイテム(スエードなどの起毛素材にはあまりおすすめ出来かねます)に使用できます。
今回使用する道具
- DAINESE PROTECTION & CLEANING KIT
- 豚毛ブラシ
- 容器
※豚毛ブラシ、および容器は、DAINESE PROTECTION & CLEANING KITには含まれておりません。
こちらが今回洗浄していくレザーハギレとなっております。
素材は牛革で、ベースカラーはホワイト、その上に汚れが付着してる状態です。
こちらのハギレの表面の汚れが取れていく様子をぜひ動画でご覧ください。
※クリーニングクリームと保護クリームは動画中で別の容器に移して使用しております。
こちらが全体洗浄した直後のレザーハギレです
少し黒ずんでる部分は、ベースカラーのホワイトが削れた部分で、黒ずんでしまったレザーアイテムは、大抵ベースカラーの色が削れた部分が原因となっています。
ですが、表面に付着していた汚れは一掃され、本来の白さが復活し、かなり明るくなりました。
使用前と使用後を比較すると、その差ははっきりとしており、本来取り除くのが難しいとされる頑固な汚れも確実に取り除くことができました。
お手入れのポイント
クリーニングクリームはしっかりと泡立てる
小さい面積の汚れであれば泡立てずそのまま液体を柔らかい布につけてこするだけでも取れますが、レザージャケット全体など広い面積で洗うときはしっかりと泡立てた方が液体の節約にもなり、また泡の方が洗浄力が高くしっかりと汚れを浮かしてくれるためです。
付属のスポンジにクリーニングクリームを垂らして少し握るだけでも泡立ちますので、ここから磨いていただいても綺麗になります。
磨く部分によって道具を変える
シャーリング部分などの溝をしっかりと磨きたい場合は、シューケア用のブラシで磨くと隙間に毛先が入り汚れをかき出してくれるので非常に便利です。
その場合、
豚毛ブラシ:毛足がしっかりしてるため、汚れを落としてる感じを体感できます。
馬毛ブラシ:毛足が柔らかいのでへの革を最小限に抑えることができます。デリケートな革にオススメ。
保護クリームの量を調節する
レザーケアは、3ヶ月から半年に一回ほどで充分ですが、長期間保護クリームを塗ってない場合、人間の肌のようにレザーも乾燥するので、気持ち少し多めに塗るのもおすすめです。
ただあまり塗りすぎると栄養過多となってしまい湿気の多い場所に保管するとカビなどの原因にもなるので注意してください。
ダイネーゼは以下の2種類のレザーケアセットを販売しております。
DAINESE PROTECTION & CLEANING KIT
- ¥4,730(税込)
さらっとしており、レザーによく浸透するタイプの保護クリームが入っております。
ベタつきも少なく、レザーケア後にあまりつやつやはさせない場合におすすめです。
DAINESE VINTAGE PROTECTION & CLEANING KIT
- ¥4,730(税込)
こちらの保護クリーム(Oleosa)は油分を多く含んだもので、オイルレザーなど油分を多く含んだレザーにおすすめです。
塗った後は渋い光沢が出るようになりアメリカンスタイルやワークスタイルな見た目になります。
レザークリーニングを行うことで、レザーを保護し寿命が伸びるのはもちろん、エイジング(経年変化)する際に、着用者の体に沿ってできるシワとも相まって深みの出るものになります。
レザーのシーズンオフの期間にぜひお試しくださいませ。