今回は、ダイネーゼをダイネーゼたらしめる伝統であり、
そして今なお進化し続けている【バックプロテクター】を、各種類ごとにご紹介していきます。
~1979年、伝説のMotoGPライダー"BARRY SHEENE"とダイネーゼのコラボレーションにより、世界初のバックプロテクターが作成されました。
しかしあまりにも革命的な試みであったため、当時の保守的で懐疑的な世間にはあまり受け入れられませんでした。
ところが、1984年に、Freddie Spencerが世界選手権での練習中に激しく転倒し、背中をカーブストーンのコンクリートに強打するという事故が起こりました。
ただ彼はこのダイネーゼのバックプロテクターを採用していた、当時では数少ないライダーの1人であり、この日にもダイネーゼのバックプロテクターを着用していたため、
選手生命を絶たれるような大事故にもかかわらず、立ち上がることができました。
ここからダイネーゼのバックプロテクターへの世間の信頼が高まり、現在のダイネーゼへとつながってきたのです。~
と、長い前置きはここまでにし、ここから現在ダイネーゼで販売しているバックプロテクター各種とその特徴、そしてどの種類がどの用途に向いているかをご紹介していきます。
【HARD PROTECTORs】
PRO SPEED BACK
トップクラスの衝撃吸収性能を誇るバックプロテクターでございます。
硬質樹脂と、アルミニウムを素材としたハニカム構造により、ライダーの衝撃を分散し、体へのダメージを最小限に抑えます。
赤色の三角部分はシリコン素材となっており、背中の動きにフィットし、ライディング中の動きを邪魔しないものとなっております。
WAVE D1 AIR
軽量でスリムなタイプのバックプロテクターでございます。
硬質樹脂によるプロテクション能力により、エントリーからベテランのライダーまでご使用いただけます。
背中の反りにフィットしたモデルですので、装着時の圧迫感も少ないモデルでございます。
MANIS D1
背中の広範囲をカバーする、面積の大きいバックプロテクターでございます。
また硬質樹脂と厚みのあるスポンジにより、もっとも厚みのあるモデルでございます。
各樹脂の接続部分にはシリコンラバーが内蔵され、広範囲の面積を℉守りながらも、ライディング中の動きを妨げないものとなっております。
【SOFT PROTECTOR】
PRO-ARMOR BACK
“カーボンエラストマー”といった、衝撃吸収力に優れたゴムを素材に使用したバックプロテクターでございます。
最も通気性がよく、夏場のライディングにおススメでございます。
(ソフトプロテクターのため、一部走行会・サーキットでは使用不可の場合もございます。)
【ジャケット用プロテクター】
ダイネーゼのジャケット全てに、背面インナーポケットが装備されており、以下のプロテクターを収納することができます。
(サイズ:G1<G2<G3)
WAVE D1
MANIS D1
PRO-ARMOR
PRO-SPEED
これらをご使用いただき、ぜひ安全なライディングをお楽しみくださいませ。
Distinti saluti !!