"レザーブーツ"と言っても種類は豊富にあり、一体どれを選んで良いのか迷ってしまいますよね。
レザーブーツの中でも、ブーツINタイプとブーツOUTタイプの二種類が御座います。今回はダイネーゼが特許を取得しているブーツINにフォーカスを当ててご紹介致します。
ダイネーゼではブーツが裾の中に入るスタイルをブーツINと呼びます。
MotoGPライダーを始めとするプロライダーなどが使用しているのがブーツINです。
今回はレザーブーツの中でも、ブーツINを二種類ご紹介致します。
AXIAL D1 BOOTSはMotoGPライダーと同じレーシングブーツとなっており、操作性と安全性において一切妥協の無いモデルとなります。
AXIAL D1 BOOTSにはカーボンとアラミド繊維を組み合わせた堅牢なフレームを使用。また、Axial Distortion Control System(ねじれ防止のためのシステム)を採用しており、操作性と安全性を高い次元で両立しています。
私が実際に履いてみました。私は通常のスニーカーで足のサイズが26.5cmで、ダイネーゼのレザーブーツだと42サイズ(27.5cm)が一番履きやすいサイズです。
しかしAXIAL D1 BOOTSは他のモデルと比べて幅がやや広めとなっているので、ワンサイズ下げた41サイズ(27cm)が一番履きやすいサイズでした。
やはりレーシングモデルなので全体的にタイトフィットです。しかしタイトだからといって痛みなどは無く、足全体をしっかりとホールドされている感覚で安心感があります。
前後方向には驚くほどしなやかに動きます。シフトに関連する動きも引っ掛かりは無く、とてもスムーズに行う事ができます。
そして横方向には非常に硬く造られているので、捻挫等のケガから身体を守ります。
裾の中に入る部分にはパンツやスーツと固定するためのベルクロが付いており、これにより対応するレザースーツやパンツと固定が可能です。
固定をすることによりブーツとパンツの一体感を高めるだけではなく、ライダーの脚部を車両により密着させることができ、より空気抵抗が少なくすることが可能です。
高い安全性をお求めの方や、サーキット走行などの繊細な動きをスムーズに行いたい方にお勧めなモデルです。
AXIAL BOOTSには他にもAIRモデルやGORE-TEXモデルも御座います。
下記URLにて詳しくご紹介しておりますので、合わせてチェックして下さい。
【三種類ある"AXIAL BOOTS"の違いはご存じでしょうか】
SPORT MASTER GORE-TEX BOOTS ¥52,800(税込)
SPORT MASTERはブーツ内側にGORE-TEXフィルムを採用した防水・防風モデルです。
先程のAXIALと同様に裾が外のブーツINスタイルを採用しておりますが、パンツと固定するベルクロは付いておりません。
SPORT MASTERはレーシングではなく、スポーツツーリング向けのブーツとなるので、TEXパンツと組み合わせる事を前提としております。
実際に私が履いてみました。GORE-TEXフィルムが入っている関係で内側がタイトになっている為、AXIALよりワンサイズ上げた42サイズ(27.5cm)が丁度良いサイズでした。
GORE-TEXフィルムが入っている関係で若干幅がタイトに感じましたが、AXIALと比べ全体的にゆとりのある造りになっています。長時間履いていても疲れにくいように設計されているのがわかります。
AXIAL BOOTS同様にAxial Distortion Controlシステムを採用している為、前後方向にはしなやかに動きます。このシステムによって歩きやすいといったメリットも御座います。
足の甲にはパンチングが施されておりますが、こちらは外から風を通す為のパンチングでは御座いません。
GORE-TEXフィルムとは、外からの水と風を防ぐ防水・防風性能と、内側の蒸れを放出する透湿性の二つを兼ね備えたフィルムです。
なのでこのパンチングは空気を通すためではなく、ブーツ内の不快な蒸れを外に放出する目的のパンチングです。その為長時間履いていても蒸れにくく、急な雨でも足元は濡れないオールマイティブーツです。
ツーリングメインで、オールシーズン使えるブーツをお探しの方にお勧めなモデルです。
如何でしたでしょうか。今回はブーツINのモデルをご紹介致しましたが、同じブーツINでもどのシチュエーションを重視しているのかによって、選ぶモデルが変わってきますね。今回ご紹介したモデルはフィット感が大きく異なるので、是非店頭でご試着してフィット感を実感して下さい。
次回はブーツOUTのブーツをご紹介致しますので、お楽しみに。