MotoGPライダーと全く同じブーツであるAXIAL BOOTS。安全性と動かしやすさを高い次元で両立したダイネーゼ最高峰ブーツです。
そんなAXIAL BOOTSですが、実は種類が三種類あるのはご存じでしょうか。今回は三種類のそれぞれの特徴をご説明致します。
AXIAL D1 BOOTSにはAxial Distortion Control System(ねじれ防止のためのシステム)を採用しております。勿論これからご紹介する全てのモデルにこのシステムは採用されてます。
カーボンとアラミド繊維を組み合わせた堅牢なフレームを使用し、くるぶし部分にジョイント箇所を設けることにより、バイクを操作する上で欠かせない前後方向の動きはスムーズに動かすことが可能です。
転倒した際に足首のねじれを防ぐ為、横方向の動きには非常に硬く造られており、転倒時のダメージ軽減にもつながります。ブーツそのものが欧州安全基準である[CE EN 13634]に適合しており、第三者機関からも高い安全性が認められてます。
私が実際に履いてみました。私は通常のスニーカーで足のサイズが26.5cmで、ダイネーゼブーツだと42サイズ(27.5cm)が一番履きやすいサイズです。
しかしAXIAL D1 BOOTSは他のモデルと比べて幅がやや広めとなっているので、ワンサイズ下げた41サイズ(27cm)が一番履きやすいサイズでした。
レーシングブーツだと普段のツーリングに使いにくいのではないかと思った方も多いのではないでしょうか。
しかし裾を被せると見た目はスニーカータイプと同じような見た目になる上、前後方向に柔らかく動くので歩きやすいといったメリットもございます。
ブーツINシステム(裾が外)を採用しているブーツなので、脛の部分にベルクロが付いております。対応したレザーパンツやレーシングスーツを合わせることで固定が可能です。固定をすることによりブーツとパンツの一体感がより高まるだけではなく、ライダーの脚部を車両により密着させることができ、より空気抵抗が少なくすることが可能です。
MotoGPライダーと同じスタイルで高い安全性をお求めの方や、サーキット走行などの繊細な動きをスムーズに行いたい方にお勧めです。
AXIAL D1 AIR BOOTSは先程ご紹介したAXIAL D1 BOOTSと基本的には同じモデルですが、"AIR"の名と通り足の甲の広範囲にはパンチングが施されています。
パンチング加工がされている為、ブーツの中の熱がより効率的に放出されるのと同時に、外から風が入ってくるので快適性が高くなります。
サイズ感もAXIAL D1 BOOTSと変わらないので、同じサイズでお使い頂けます。なので今回も41サイズが一番履きやすいサイズでした。
前後方向に柔らかく動くので、前方へ屈むポーズを取っても動きにくさは御座いません。
気温の高くなる春夏や、ツーリングに使用する際にお勧めなモデルです。
AIRモデルには今回ご紹介した、バレンティーノファンには堪らないAXIAL D1 REPLICA VALENTINO BOOTSがカラーラインナップにございます。
AXIAL GORE-TEX BOOTSはAXIAL D1 BOOTSをベースに、内側にGORE-TEXフィルムを使用した究極のスポーツツーリングを体感できるブーツです。
内部のプロテクションはAXIAL D1 BOOTSとフレームを使用し、安全性は同じままにツーリングでの快適性を重視したモデルです。
同じブーツINスタイルを採用しておりますが、スポーツツーリング向けになるのでパンツと固定するベルクロは付いておりません。レーシングスーツやレザーパンツでは無く、GORE-TEXパンツなどテキスタイルパンツと合わせる事を前提としております。
AIRモデルと同様に、足の甲の広範囲にはパンチングが施されておりますが、こちらは外から風を通す為のパンチングでは御座いません。
GORE-TEXフィルムとは、外からの水と風を防ぐ防水・防風性能と、内側の熱を放出する透湿性の二つが兼ね備えたフィルムです。
なのでAXIAL GORE-TEX BOOTSに施されているパンチングは空気を通すためではなく、ブーツ内の熱を外に放出する目的のパンチングです。
※左がAXIAL GORE-TEX、右がAXIAL D1です。
サイズ感と致しましては、通常のAXIAL D1 BOOTSよりGORE-TEXフィルムが入っている分、入口が少々狭めです。
全体的なフィット感も少々タイトに感じます。私はワンサイズ上げた42サイズ(27.5cm)が一番履きやすいサイズでした。
AXIAL D1 BOOTSと同等の安全性を求めながら、天候に関係なくオートバイに乗る方にお勧めなブーツです。
いかがでしたでしょうか。同じAXIAL BOOTSでも特徴がそれぞれ異なりますので、どのポイントを重視するかによってお勧めなモデルが変わってきます。
三郷店では三種類のAXIAL BOOTSを展示中ですので、是非店頭で履き心地を比べてみて下さい。