AGVヘルメットの中でもスポーツライディング用ヘルメットのエントリーモデルとして、特に人気の高い"K1 S"シリーズ。
K1 Sは、AGVのフラッグシップモデルであるPISTA GP RRのスピリットを受け継ぎながら、さらに洗練されたデザインと空力性能を重視した形状を実現しました。
K1 S JIST Asian Fit - BEZZECCHI 2023
MotoGP 2023年シーズンにマルコ・ベッツェッキが着用したヘルメットのグラフィックを再現しました。ベッツェッキの星座でありシンボルのサソリが目立つように配置されています。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
私自身、かねてより応援しているマルコ・ベッツェッキ選手のレプリカカラーがK1 Sラインナップに新たに登場いたしましたので、迷わず購入してしまいました。
憧れの選手のグラフィックに身を包む興奮はもちろんですが、ヘルメットとしての実力も気になるところですよね。今回は、実際に普段のツーリングで着用して見えてきたK1 Sのフィット感や走行時の快適性、細かな機能面まで、リアルな視点で詳しくレビューしてまいります。

私は頭のサイズが58.5cmとサイズチャート上ですとMとLサイズの中間に該当致します。ヘルメットに関してはタイトフィット目が好みなので、今回はMサイズを購入しております。
デザイン
K1 Sはフラッグシップモデル"PISTA GP RR"のスピリットを受け継ぎながら、さらに洗練されたデザインと空力性能を重視した形状を実現しています。

リアスポイラーの形を見てピンとくる方も多いかもしれませんが、実はこのスポイラー、フラッグシップモデルPISTA GP RRからインスピレーションを受けてデザインされています。見た目が引き締まるのはもちろんですが、魅力はそれだけではありません。

風洞実験を重ねて設計されたこのスポイラーには、ダブルリアエクストラクターが搭載されているのがポイント。実際に走らせてみるとヘルメット内の空気を循環させてくれるのが実感でき、湿気や熱気がこもりにくく快適そのものです。長時間のライディングでも頭が蒸れにくく、ヘルメット内部を常に爽やかな状態に保ってくれますよ。
グラフィックを熱く語りたいところですが、今回はフィット感のレビューなので我慢致します。グラフィックに関しては下記ブログも合わせてチェックして下さい。
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記事作成 : 岡芹(オカゼリ)
使用感
ヘルメットを選ぶ際に一番重要なのがサイズ選びですよね。冒頭でもお話した通り、私の頭のサイズは58.5cmで、ちょうどMサイズとLサイズの中間にあたります。
実際に両方被り比べてみたところ、Lサイズは全体的に少し緩い印象でした。一方のMサイズは、頭頂部にややタイトさを感じつつも、チーク部分はジャストフィット。
もともとヘルメットはホールド感のあるタイトめなフィット感が好みということもあり、今回はMサイズをチョイスしました。

バイザーをオプションの80%SMOKEへ変更し、さっそくR1でテストツーリングを実施いたしました。
実際に走行してみて感じたのは、チーク部分のフィット感の良さです。他のKシリーズや、以前使用していたK6と比較しても、K1 Sはよりタイトでホールド感のある設計となっております。
各モデルのフィット感を比較すると、以下のようなイメージです。
・PISTA GP RR(最もタイトでホールド感が強い)
・K1 S(中間・程よいホールド感)
・K6(比較的全般的にゆとりがある)
エントリーモデルでありながら、こうしたフィット感からもモデルPISTA GP RRの遺伝子がしっかり受け継がれているのをご実感いただけるかと思います。

使い始めの段階では、Mサイズでややタイトなフィット感に感じられました。最初は歯を食いしばる際や会話をする時に少しキツさを感じていましたが、数回使用するうちに内装が頭の形に柔らかく馴染み、程よいゆとりが生まれてきました。現在では圧迫感もすっかり解消され、非常にストレスなく快適に使用できております。
また、内装にはDry-Comfortファブリックが採用されているため、肌触りも滑らかで心地よく被っていただけます。

頭頂部のフィット感についてもご安心ください。こちらはアジアンフィットとなっておりますので、輸入ヘルメット特有の「横幅が狭くて頭が痛くなる」といったストレスは一切ありませんでした。一部に圧迫感が偏ることなく、頭部全体にしっかりと均一なフィット感が得られます。

被り心地は抜群ですが、構造上被り口が少々タイトに感じられるかもしれません。着用される際は、ストラップを持って内装を左右に少し広げながら被っていただくのがコツです。
一度被ってしまえば圧迫感のないジャストフィット感を味わえますので、慣れていただければ問題なくお使いいただけます。
空力性能に優れたスポイラーの効果も相まって、高速道路の走行時や本線への合流で加速するシーンでも抜群の安定感を発揮してくれました。風圧によってヘルメットがブレたりズレたりすることもなく、長時間被り続けていても首や頭への負担が少なく、ストレスフリーで快適にライディングを楽しめます。

耳元には専用のスピーカーホールが用意されており、インカムのスピーカーも無理なくスムーズに設置していただけます。ツーリングのマストアイテムとなったインカムをストレスなくスマート装着できるのは、現代のライディングにおいて大きな魅力です。

店舗やSNSでも「風切り音はどのくらい?」「インカムは聞こえる?」といったお問合せをよくいただきます。実際に走らせてみた個人的な感想としては、比較的静かでインカムの音声や音楽も問題なくクリアに聞き取れるレベルだと感じました。
当店で扱うモデルと静粛性を比較すると、次のようなイメージになります。
・K6:最も静粛性が高い(ツーリングに最適)
・K1 S:バランスが良く、インカムも問題なく聞こえる静かさ
・PISTA GP RR:サーキットでの走行性能を最優先しているため、静粛性は重視しない設計
K1 Sは普段使いや高速ツーリングでも十分満足していただける静音性を実現しています。
安全性
エントリ―モデルと聞くと気になるのが安全性。折角スタイリッシュなデザインでも安全性が無ければ意味がありません。

安全性能の面でもK1 Sは非常に優秀です。最新の厳しい安全基準であるECE2206規格を取得しており、実際のテストでは合格基準を大幅に上回る優れた数値(衝撃吸収性能:BRCI-56%、斜め衝撃安全性能:PRA-76%)を記録しています。
このECE2206規格では、転倒時の衝撃をよりリアルに想定した斜め方向からの衝撃テストが新たに追加されるなど、高度で厳密な試験が行われています。
その過酷なテストをクリアし高い安全性が証明されているK1 Sなら、万が一の際にも強い安心感を持ってライディングを楽しんでいただけます。

日本国内においては、公道走行に必要なSG規格にも適合済みです。第三者機関による厳格な審査を経て安全性が証明されていますので、日常のライディングでも安心感を持ってご着用いただけます。
まとめ
ここまで様々な角度からご紹介してまいりましたが、K1 Sはまさにエントリーモデルとは思えない高い完成度を誇るヘルメットです。

抜群のフィット感、手に取りやすい価格帯、そして妥協のない機能性と安全性を兼ね備えており、初めてヘルメットを購入される方からベテランライダーの方まで、幅広く自信を持っておすすめできます。
レプリカグラフィックの豊富なラインナップも、ファンにはたまらない魅力的なポイントですね。

ちなみに世田谷店ではベッツェッキ推しが多く、私含め他スタッフもベッツェッキ選手のレプリカカラーを使用しています。
鮮やかなカラーリングや個性的なグラフィックは、愛車とのコーディネートでも抜群の存在感を放ってくれます。世田谷店にお越しいただければ、実際のサイズ感や被り心地はもちろん、ベッツェッキカラーの魅力についてもじっくりとお話しさせていただきます。
世田谷店では、実際にご試着いただくことが可能です。「初めてのヘルメットでサイズ選びが分からない…」「AGVのヘルメットに興味はあるけれど、自分の頭にフィットするか不安」という方も、ご安心ください。専門スタッフがお客様に最適なサイズをご案内いたしますので、ぜひお気軽にご来店くださいませ。
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記事作成 : 岡芹(オカゼリ)
余談...
この前暫く動かしていなかったTZRを久々に動かしました。R1には乗っていましたがTZRには乗る時間が無く冬眠状態になっていました。
薄々と予想はしておりましたが、やはりエンジンが掛かってくれず恒例のキック地獄に....。初爆はあるものの中々目覚めてくれません...。

4~50回のキックの末、凄まじい白煙と共にようやく始動してくれましたが、見事右足が筋肉痛になりました。
もう間もなく待ちに待ったバイクシーズンなので、皆様も冬眠中のバイクのメンテナンスはお早めに....。