なぜダイネーゼのブーツだけがブーツイン(スーツの裾が外)なのかご存知でしょうか?
皆様はMotoGPなどのレースをご覧になられていて、
「なぜダイネーゼだけブーツが違うんだ?」と思われたことは無いでしょうか。
まず結論からは、全ては安全性と快適性のためです。
一般的にレーシングブーツとなった時に、こういったタイプをイメージされ、
ダイネーゼのブーツイン(スーツの裾が外)のスタイルに疑問を持たれる方は多いと思います。
それではこのブーツインシステムのメリットを一つ一つご紹介していきましょう!
【安全性】
・転倒時にひっかる要素をなくす。
これはバイクからの転倒時に非常に重要なことです。
アウトタイプのレーシングブーツの場合では、表面がゴツゴツしてしまうため、
このゴツゴツが転倒時にアスファルトに引っかかってしまい怪我のリスクを高めてしまいます。
凹凸の少ないスーツの裾がブーツを覆い、滑らせることで怪我のリスクを軽減してくれます。
・軽量で衝撃を緩和
このブーツの見た目では頼りなさそう、、という方が多いです。
ただ、このブーツは内部構造でカーボンケブラーを採用しており、非常に軽量で高強度を実現しています。
そして、スーツの裾と連結することを前提で設計されているため、
膝からのプロテクションと一体している考えて作られております。
【快適性】
・雨天時の水の侵入
レースに限らず、一般公道でも急な雨は避けられないと思いますが、
その際に雨がスーツの裾をそのまま伝ってブーツの中に溜まらずに快適です。
・汚れや破片の侵入を防ぐ
上記の雨と近いですが、バイクで走行中に気づいたらブーツの中に小石などが入って、痛くは無いけど気になる、、ということは無いでしょうか。
バイクや車のタイヤが小石やゴミなど巻き上げますが、これが不意に入ってしまうことも防ぐことが可能です。
さて、如何でしょうか?
なかなか馴染みの少ないブーツインシステムだと思いますが、普段バイクの乗っていると当たり前の不満を解消してくれます。
そして、ここからが重要な事ですが、
なぜダイネーゼだけがブーツインなのかと言いますと、
ダイネーゼの特許のためです。
ダイネーゼの日々の弛まない研究開発が実現しています。
そして、ブーツインシステムのブーツだけに限りませんが、
ダイネーゼのブーツではD-AXIAL機構という画期的なシステムが使われています。
このD-AXIALのおかげでスムーズなシフト操作を確保しながらも、転倒時には足首のねじれを防ぐことが可能となり、
高い安全性も発揮してくれます。
実際に使用しているGPライダーが大きな転倒を起こしてしまった際にも、
このブーツの高い安全性を大絶賛しています!
ぜひ皆様が今後ブーツを検討いただく際にご参考頂ければ幸いです。