5月14日、世田谷店では2度目となる「カート体験型イベント」を開催いたしました。
今回は青空が広がる絶好のバイク日和に恵まれ、予定していたツーリングパートから無事にスタートすることができました。新緑の中を走るツーリングはとても爽快で、ご参加いただいた皆さまからも笑顔がこぼれていたのが印象的でした。
今回は、そのツーリングからカート走行までの様子を、写真を中心にご紹介させていただきます。ご参加いただいた方も、そうでない方も当日の雰囲気をぜひ感じ取っていただければ幸いです。
ルート概要
今回は前半にツーリングパート、後半にカートイベントというスケジュールです。まずは海老名SAから箱根方面へ向かい、ターンパイクで軽いワインディングを楽しみます。カートパートで体力を使うため、バイクでのルート行程はおよそ115kmと比較的短めのルートを走ります。天候もバイク日和の快晴で気温は9時時点で20°cと非常に気持ちの良い日を迎えることができました。
海老名サービスエリア~出発~
集合時間が近づくにつれ、続々とDaineseCrew達が集まってきます。なんと今回はNinja H2 CarbonとSuper Leggera V4の姿も。滅多に見る事のできないマシンに皆様興味津々です。

カーボンマシンによる夢のコラボレーション....。テンションが上がりますね。
海老名SAまでの道は少々混雑しておりましたが、皆さま予定通りにお集まりいただき、スムーズにスタートすることが出来ました。
出発前には当日のスケジュールと注意事項をご説明し、安全に最初の目的地の箱根ターンパイクへ向かいます。
箱根ターンパイク~ワインディング走行~
海老名SAから小田原厚木道路経由で1時間程バイクを走らせ、世田谷店では1年半ぶりとなる箱根ターンパイクへやってきました。箱根が近づくにつれワクワクしてしまうのはバイク乗りの性でしょうか。
しかし今回のメインイベントはカートなので、ターンパイクは安全に景色を楽しむ程度にとどめ、皆さま体力を温存しつつ箱根のワインディングに臨みます。
写真からも楽しまれているのが伝わってきます。この日は絶好のバイク日和で、現地の気温も15~18℃とバイクに乗るには最高のコンディションでした。皆様のライディングスキルも非常に高く、一緒に走らせていただいた私自身も常に刺激を受けています。
ここで私が楽しんでいる写真も一枚。自分がバイクを乗っている姿を中々見れないため、新鮮に感じますね。
ちなみに今回のツーリングでは私が愛用している"SUPER RIDER 2 ABSOLUTESHELL™ JACKET"で参加しました。
箱根のような標高の高い地域ですと、メッシュジャケットだけでは肌寒く感じられますが、付属のABSOLUTESHELLインナーを内側に着用することにより、風を完全にシャットアウトすることができます。

SUPER RIDER 2 ABSOLUTESHELL™ JACKET
耐久性と伸縮性を兼ね備えたムジェロファブリックを採用したモーターサイクルジャケット。Absøluteshell™防水メンブレン(取り外し可能)により、あらゆる天候下で着用可能です。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。

インナーも伸縮性のある素材で非常に快適です!
大観山展望台~休憩~
ワインディングを楽しんだ後は、ターンパイクの中継ポイントである大観山展望台で休憩をします。晴れていればここでは綺麗な富士山をバックに写真を撮ることができるのですが、このタイミングであいにくの雲が....。
遠目で少し見えるかな....?といった具合でした。
時間が進むにつれ、なんとか富士山が少し顔を出してくれましたが、やはり山は天候が不安定ですね。この瞬間を逃すまいと皆様カメラで写真撮影を急ぎます。
20分ほど休憩をした後は待ちに待ったランチタイムです。今回はレストランブライト様へ向かいます。
レストランブライト ~ランチタイム~
大観山展望台からは約10分程度バイクを走らせます。路面が荒れている場所もあるのでセーフティーファーストで走行します。

皆様の背中にあるスピードデーモンが輝いていますね。
混雑している箇所も無くスムーズに到着。箱根の自然に囲まれた「レストランブライト」は、1971年創業の老舗洋食店です。恩賜箱根公園のすぐそばに位置し、観光や散策の合間に立ち寄るのに最適なロケーションです。
赤いひさしが目印の一軒家レストランで、店内は昭和レトロな雰囲気が漂い、どこか懐かしさを感じさせます。
私は海鮮を存分に使用したペスカトーレを頂きました。
エビはぷりっとした弾力があり、イカはやわらかく、魚介それぞれが存在感を放ちつつも、ソースとの一体感が抜群。にんにくの香りがふわっと立ち上がり、後味にはほんのりピリッとした唐辛子の辛みがアクセントになっていて、食欲が止まりませんでした!ただ、このあとは体を動かすため満腹にはせず。
ランチを食べながらも先程のワインディングやカートの乗り方について熱く盛り上がります。二輪と四輪の走り方の違いやコーナーでの荷重の掛け方などハイレベルな話題となり、私自身とても勉強になりました。
主食以外にも特製のホームメイドケーキは常時12種類ほど用意されており、どれも本格的な味わいで、デザートとしてもお土産としても人気があります。お近くを通られた際は是非お立ち寄りください!
さて、それでは体力の補給もできましたので、今回のメインイベントであるカート場へ向かいます。
Fドリーム平塚~カートイベント~
バイクを走らせること約1時間。とうとうF.ドリーム平塚様に到着。サーキットからはカート音が響き我々の闘争心を刺激します。
昨年の10月にもお邪魔したF.ドリーム平塚様へ今回もお世話になりました。前回の雨天での開催とは正反対で路面はドライコンディション。2回目のお客様はドライでのリベンジに燃えていましたね。
前回のカートイベントの様子は下記ブログをご覧ください。
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記事作成 : 岡芹(オカゼリ)
チェックインを済ませ、まずサーキット走行に伴う注意事項やコースのレクチャーを受けます。フラッグの意味や走り方などの細かい内容を頭に入れ込みます。
レクチャーが終わったら待ちに待ったトラックへ向かい、カートへ乗車します。
予選レース~ポールポジションを賭け~
私は今回が人生初のサーキット走行であり、かつ4輪も普段運転する機会がなく上手く走れるかどうか緊張と期待感がこみ上げてきます。
今回は予選(10周)、決勝(15周)となかなかにボリューミーな内容となっており、満足のいくまでお楽しみいただけます。
前半は、マシンの感覚を掴むための練習走行を兼ねた予選走行となりました。ドライビングテクニックだけでなく、マシンごとの個性やクセを理解しながら走るという点においては、バイクにも通じる部分があり非常に興味深く感じました。
今回カート走行が初めてという方もいらっしゃいましたが、先ほどのワインディングロードで見せていた高いライディングスキルをそのまま発揮され、その適応力の高さには大きな驚きと感動を覚えました。

なんとか周回遅れにはならないようにしていたのですが、上位陣に抜かされてしまいました(笑)
予選の結果は我らが世田谷店マネージャーの岡芹MGがベストラップ36.9秒で1位を獲得し、見事ポールポジションを獲得することができました。
岡芹MGは去年惜しくも2位という悔しい思いをしていたため、この日の為に半年間Youtubeでコース取りの予習をしていました。その努力が結果についてきたといえるでしょう。是非このままスタッフを代表して優勝してほしいですね。
F.ドリーム平塚様では1台1台に計測器が付いており、ラップタイムを記録して頂けます。始めは皆様も穏やかな雰囲気でスタートしましたが、タイムが出るとスイッチが入り段々と本気の顔つきになってきます。
前回優勝者のS.K様はベストラップ37.1秒で僅かの差で2位ゴール。順当に前回大会で猛威を振るったお二人が上位を独占する形となりました。今回初参戦のお客様も接戦で熱いレースを繰り広げていましたね。私はずっと40秒台で2周回遅れとなってしまいました。

特に3位と4位の差が0.001秒!これは熱いレースが予想できますね....。
決勝レース~栄光は誰の手に~
やはりバトルになると盛り上がってきますね。気温も熱狂もピークとなりいよいよ決勝です。
こうして上位陣をみてみるとAGVフラグシップモデルの"PISTA GP RR"の割合が非常に高いです。バイクシーンだけでなくカート走行でもその高い空力性能に相当なアドバンテージがあるのでしょうか。
決勝レースがスタートすると、まず第1コーナーで岡芹MGのインを狙い、S.K様が果敢に仕掛けます。しかし、ここは岡芹MGが巧みにブロックし、トップをキープしたまま周回を重ねていきます。
ところが12周目、岡芹MGがまさかの単独スピン。すぐにレースへ復帰したものの、この隙を逃さずS.K様がトップへ浮上します。その後も岡芹MGは諦めることなく背後に張り付き、プレッシャーをかけ続けましたが、S.K様は持ち前の安定した走りでそのリードを守りきり、見事2大会連続の優勝を果たされました。おめでとうございます!
私も感覚を掴み始め、最高タイム38.8秒と予選のタイムより5秒縮めることができ非常に嬉しかったです。

レースで勝てなくても前の自分を超えることができ、ちょっとした達成感がありますね!
シャンパンファイト~熱い戦いを終えて~
結果は前回優勝者のS.K様が維持を見せつけ、2大会連続となりました!おめでとうございます!!
2位は岡芹MG。今回もリベンジならず。「ファステストラップは獲得した」と悔しそうにコメントしておりました。
3位には今回カートイベント初参加のS.H様が入賞しました。久しぶりのカートと仰っていましたが、ブランクを感じさせない安定した走りで見事でした!
表彰式の後はレースの感想で盛り上がります。ブレーキングポイントや走行ラインの違いなど、速く走るためにはどうしたら良いか....。ここに関してはバイクにも共通する箇所は多いですよね。

モータースポーツの奥深さを実感致しました....。
海老名SA ~解散~
今回は天候にも恵まれ、一日を通して暖かく気持ちの良いツーリング日和となりました。カート体験後は腕の疲れなどもあり集中力が低下しやすいですが、皆様の安全な走行によりトラブル無く最後の目的地である海老名PAまでたどり着くことができました。
海老名PAでは、最後に皆様へ感謝のご挨拶をさせていただき、今回のカートツーリングは終了となりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
冒頭でもお話ししました通り、今回は初めてのカート走行ということもあり、不安な気持ちも少なからずございました。
しかしながら、皆さまからの温かいアドバイスとご協力のおかげで、大きな事故もなく、無事に走行を終えることができたことを嬉しく思います。
今後もこのような体験型のイベントツーリングを企画し、より多くの方々にご参加いただき、楽しんでいただけるよう努めてまいります。
また次回ツーリングイベント開催の際にはご参加下さいませ!