バックプロテクター現行4モデルを比較紹介

作成日 2020年4月17日
By 坂井(サカイ)

前回は最新バックプロテクター "PRO-SPEED" のご紹介でしたが、

今回は現行ラインナップの4モデルをそれぞれの特徴と共に

どのような用途に向いているかを比較してご紹介致します。

 

 

まずは現在ラインナップされている4モデルをおさらいしましょう。

WAVE D1 10,900 YEN + TAX 商品詳細

ロングセラーのWAVEは欧州安全認証でLv1をパス。

モデル名の通り中心部は波状成形となっており、アクシデント時にはここが潰れて衝撃を吸収します。

 

背面は3Dバブル構造になっており寒い時期には保温性を高め、

暑い時期には不快な蒸れを低減する効果があります。

 

 

 

MANIS D1 11,900 YNE + TAX 商品詳細

こちらもロングセラーのMANIS。センザンコウという身体に鱗状の硬い表皮を持つ

動物からインスパイアされたこのモデルはCE Lv2をパスしています。

 

安全性もさることながら、最大の特徴はこの優れた可動域。

ジョイントされたパーツがフレキシブルに可動し左右前後の動きに追従します。

 

 

 

PRO-ARMOR 11,900 YEN + TAX 商品詳細

2017年に登場したこの革新的なソフトタイププロテクターは

全体の43%に及ぶメッシュ構造を持っており圧倒的な通気性を実現しました。

素材自体も柔軟性に優れ、身体のラインに沿いやすく着け心地も抜群です。

ソフトタイプながらCE Lv2をパスしている安全性も魅力です。

 

 

そして新作の"PRO-SPEED"。詳細は前回記事をご参照下さい。

ここからは重さや通気性、安全性といったそれぞれの要素を比較していきます。

 

 

①保護安全性

プロテクターとして最重要なのが保護安全性。

CE基準×プロテクターの保護面積×材質を考慮した総合的観点より、

WAVE → PRO-ARMOR → PRO-SPEED → MANISの順に高くなります。

 

保護面積という点ですが、ご覧のようにWAVE とMANISでは

上部の保護範囲に差がありMANISの横幅は肩甲骨にかかる位になります。

反面この張り出し分が特に前傾姿勢時に肩回りの「突っ張り感」にもなりやすいので、

肩甲骨にシャーリングが入るジャケットや、もう少しスッキリしている

PRO-ARMORやPRO-SPEEDを考慮するのも有り。

逆にWAVEは身体の中心(背骨)の方が厚く、端は薄いので背中に感じる存在感は低めです。

 

 

 

②重量

重量が軽い順にWAVE→PRO-SPEED→PRO-ARMOR→MANIS。

技術や材質の進化は続きますが「安全性が高い程、重くなりがち」は比較的比例しがち。

それでも最新のPRO-SPEEDは広範囲のベンチレーション孔の効果も有り、

安全性に対する重量としては優れた数値です。

 

 

 

③通気性

通気性はWAVE → PRO-ARMORの順に優れます。

PRO-ARMORは全体の約4割がメッシュ構造のため通気性は抜群。

私SAKAIも夏場のメッシュジャケットにはPRO-ARMORを使用していますが

背中の不快な蒸れが驚くほど低減されます。

 

 

以上をまとめてみますと、

 

軽量・コンパクト→WAVE D1

通気性→PRO-ARMOR

保護面積→MANIS D1

バランス→PRO-SPEED

 

といった具合にそれぞれの特徴が見えてきますね。

なおジャケットの年式・モデルによっては背中のポケット形状が特定のプロテクターモデルのみ

に対応している場合がございますのでご不明な場合はスタッフまでご確認下さい。

 

末永く安心・安全なライディングを楽しむためにも

万が一のアクシデントに備えたプロテクターは重要です。

店頭では4モデル共に常に在庫がございますので

お手に取ってご覧下さいませ。

 

それでは次回もお楽しみに!

Ciao,Ciao~

 

Tags: モーターサイクル, プロテクター

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