秋冬のシーズン、どんなジャケットを選ぶべきか悩む方は多いのではないでしょうか。特によくあるのが「冬にレザージャケットってどうなんですか?」というご質問です。革なはんとなく暖かそうですし、街中でも着ている人をよく見かけますよね。そこで今回は、バイクウェアブランド・ダイネーゼの視点から、その疑問についてまとめてみたいと思います。
結論:工夫次第で冬でも着られる。
先に結論をお伝えすると、レザージャケットは冬でも着用できます。ただし、そのままでは不十分な場合があり、いくつか工夫が必要です。
なぜかというと、「暖かそう」というイメージとは裏腹に、皮素材には冬ならではの弱点があるためです。
1.革自体が冷たくなる
レザーは厚みがあり、物理的な”防風性”には非常に優れています。しかし、外気温が低い中で走行していると革そのものが冷え、結果として体温を奪ってしまうことがあります。
これは、革には”保温性”がほとんどないためです。
人間の皮膚も同様で、皮そのものに保温機能があるわけではありません。体温調節は主に血流や発汗によって行われるため、皮自体が温かさを保つわけではないのです。
そのため、冬にレザージャケットを切る場合は、不足する「保温」を補ってあげる必要があります。
薄手のダウンインナーや保温性の高いベースレイヤーと組み合わせると効果的です。
モデルによっては、最初から保温インナーが付属しているものもあります。
2.ケアが必要
冬は空気が乾燥しやすく、人間の手や喉がケアを必要するのと同じように、革も乾燥によって油分が失われます。そのまま放置をすると、革がかたくなる原因となります。
そのため、特に冬場はレザーの定期的なメンテンナンスが欠かせません。
ダイネーゼでは、専用のクリーニング&メンテンナンスキットも販売していますので、併せてケアすることで、油分の補給と、汚れを蓄積させず、ジャケットの状態を良好に保つことができます。
DAINESE PROTECTION & CLEANING KIT
レザーウェア、レザーアイテムのケア/クリーニングに最適なコンプリートキットです。 ダイネーゼ製品の全てのレザーアイテムにご使用頂けます。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
シーズンイン前のメンテナンスは、快適な着用感をもたらします。
ダイネーゼジャパンでは、専用のクリーニングサービスもご用意していますので、お気軽にお問合せください。
冬のレザーは工夫がすべて。防寒とメンテを整えて、快適なシーズンインを迎えましょう。
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