長いシーズンを共に走り抜けたレザーアイテムには、気づかぬうちに疲労が蓄積しています。
走行中に付着した砂埃、日差しによる乾燥、雨天時の水分や汗――レザーは常に外敵ストレスに晒されており、その“ダメージ”はシーズンが終わる頃に最も大きくなります。
ダイネーゼは、レザーギアを単なる装備ではなく「ライダーの経験と歴史を支えるパートナー」と考えています。
だからこそ、シーズン終わりの丁寧なメンテナンスは欠かせません。今回は、自宅で行えるケアと、ダイネーゼが提供する純正クリーニングキット、そしてプロフェッショナルによるクリーニングサービスについてご紹介します。
1.シーズン終わりにケアが必要な理由
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レザージャケット、グローブ、パンツ――ダイネーゼのレザーは主に高品質なカウハイドレザーを使用しており、強度・柔軟性・耐久性に優れています。しかし、素材としての性質上、湿気と乾燥に弱く、放置すると
- ひび割れ
- 表面の硬化
- 革内部の油分不足
- 汗や皮脂による劣化
- カビ発生
といったトラブルを招くことがあります。
特に秋冬シーズンに入る前に汚れを落とし、油分を補い、コンディションを整えておくことは、レザーの寿命を大幅に伸ばす最良の方法です。
2.ダイネーゼ純正クリーニングキットのすすめ

自宅ケアの質を一段高めるのが、ダイネーゼの「PROTECTION & CLEANING KIT」。
高品質レザーの特性を理解したダイネーゼが、同社製レザーに最適な処方で作り上げた専用ケアキットです。
セット内容
- レザークリーナー(洗浄)
走行中の汚れ、虫跡、油汚れを革に負担をかけずに落とすために調整された専用クリーナー。
- コンディショニングクリーム(保湿)
革本来の柔軟性を回復させ、乾燥を防ぎ、しなやかさを保つための特別処方。
純正キットはダイネーゼの革特性を前提に作られているため、相性が良く、変質の心配が少ない点が大きなメリットです。
シーズン終わりのメンテナンスには特におすすめです。
DAINESE PROTECTION & CLEANING KIT
レザーウェア、レザーアイテムのケア/クリーニングに最適なコンプリートキットです。 ダイネーゼ製品の全てのレザーアイテムにご使用頂けます。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
3.自宅でできる“ダイネーゼ推奨ケアステップ”
自宅でのメンテナンスは、正しいステップを踏めば決して難しいものではありません。
以下はダイネーゼの推奨内容をもとにした、シーズン終わりに行いたい基本ケアです。
①ホコリ・砂埃の除去(ドライクリーニング)
柔らかい布やブラシで、表面に付着した砂埃を落とします。強くこすらず、レザーの目に沿ってやさしく払うことがポイント。
バイク走行後に付着した微細な汚れを落とすだけで、後工程の仕上がりが大きく変わります。
②レザークリーナーを使った表面洗浄
虫跡や排気ガスの汚れ、皮脂汚れが残っている場合は、レザー用クリーナーを使用します。
水や中性洗剤だけは落ちにくい汚れも、革を傷めずに除去できます。
③自然乾燥
水分を含んだ状態で急速に乾燥させると、革内部の油分が抜けて硬化する恐れがあります。
直射日光やヒーターは避け、風通しの良いに影でゆっくり乾燥させてください。
④コンディショナーで油分を補給
レザーの柔軟性と耐久性を保つため、シーズン終わりには必ず保湿を。
クリームやオイルを薄く塗布し、革に浸透させることで、翌シーズンも快適に使用できます。
ただし塗りすぎにはご注意を。べたつきやカビの原因となります。
⑤ハンガーでの保管
折りたたむとシワや変形の原因になるため、ジャケットは肩幅の合ったハンガーにかけて保管します。湿度の高い場所や直射日光は避け、風通しの良いクローゼットへ。
4. プロフェッショナルケアを求める方へ

――ダイネーゼ レザークリーニングサービス
「自分でのメンテナンスが不安」
「内部の汚れや汗をしっかり除去したい」
「革のコンディションを極力長く保ちたい」
そんなライダーのために、ダイネーゼでは プロによるクリーニングサービス を提供しています。
サービス内容には、
- レザー表面の洗浄
- 内装素材の除菌・消臭
- レザーのコンディショニング
- 金具・縫製の点検
など、一般的なクリーニングでは対応しにくい工程が含まれます。
シーズン終わりに一度プロの手を入れておくことで、翌シーズンの快適さは大きく変わります。
5. レザーとともに歩んだ一年を次へつなぐために
レザーアイテムは、使えば使うほどライダーの身体に馴染み、唯一無二の存在となっていきます。
それは単なる“モノ”ではなく、あなたの走りの歴史が刻まれたパートナーです。
次のシーズンを最高の状態で迎えるためにも、レザーのコンディションを整えておきませんか。
丁寧に手をかけたレザーは、来シーズンも変わらず、あなたの走りを守り続けてくれるはずです。
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