スタッフのこれ買っちゃいました!世界最高峰のフルカーボンヘルメット・PISTA GP RR 編その②

作成日 2022年6月7日 | 最終更新日 2022年7月2日
By 池上(イケガミ)

埼玉三郷店ブログをご覧の皆様、こんにちは。池上です。

スタッフのこれ買っちゃいました! PISTA GP RR編その② でございます。

前回のブログに続きまして、PISTA GP RR の一般道、高速道路~サーキット走行でのインプレッションをお届けいたします。

【PISTA GP RR  - PERFORMANCE CARBON/RED】 ¥207,900(税込)

603192MF-001-1-2

PISTA GP RR で実際に走行してみて、まず最初に驚いたところは、今までとは見える景色が違うという点です。一般的なヘルメットでしたら、開口部の縁やベンチレーション用インテークなどが目に入ってくる所を、水平方向に最大190°、垂直方向に85°の視野角を持つ PISTA GP RR にかかりますと、そういったものは目に入らず、ライディングに集中することができます。

iOS の画像 (69)-2

iOS の画像 (70)-2また、PISTA GP RR のバイザーは最大5mmの厚みがありますので、開閉の際の操作感は非常にカッチリとしたものとなり、走り出す前の気分を高揚させてくれます。

しかしながら、バイザーの厚みによって視界が歪んで見えるのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、心配は無用でございます。むしろ停車時よりも走行中の方が、よりクリアにハッキリとした視界となります!

この点に関しましては、ご試着では体感しにくいかもしれませんが、自信をもってお伝えさせていただきます。

そして、PISTA GP RR の100%カーボンファイバーのシェル構造と、最新のエアロダイナミクスに基づいて設計された空力性能も気になる所と思いますので、そちらのインプレッションもお伝えさせていただきます。

603192MF-001-5

さすがの100%カーボンファイバーという所で、手に持った重量も被った重量も軽いのですが、タイトな入り口と浅めの被りに、「これがMotoGPスペックか!」と、正直戸惑いました。また、浅めの被りが影響しているのか、若干ヘルメットの重心位置が高めのような印象を受けました。

それが、いざ乗車姿勢をとってみますと、先程まで感じていた重心位置の違和感のようなものが無くなり、今すぐにでも走り出したい!、そんな気分になりました。

直立状態よりも前傾姿勢でのバランス、すなわち 1/100 秒を争うレースシーンでの性能を最優先に考えられているという事ですね。

そして、そんな今すぐにでも走り出したい気分に浸りつつ、サーキット走行会当日の朝を迎えました。

line_oa_chat_220606_172144

タイトフィットなPISTA GP RR に頭を滑り込ませ、いざ出発です。
一般道を走り高速道路へ、速度が上がるにつれてヘルメットが安定していくのを感じます。こちらのブログのような前傾姿勢で走ってみても、レザースーツのエアロダイナミックハンプとの相乗効果で、姿勢が乱れる事はありませんでした。

iOS の画像 (33)-May-23-2022-06-11-22-38-AM-1iOS の画像 (19)-May-23-2022-06-14-54-00-AM-1

そのまま、PISTA GP RR のクリアな視界と優れた空力性能に身を任せ、無事筑波サーキットに到着しました。

line_oa_chat_220606_174747

走行枠までに諸々の準備をして、ブリーフィングを経て心を落ち着かせていきます。しかし、今まで何回か走っているはずなのに、今回は心がソワソワしています。やはり、motoGPライダーと同じヘルメットでサーキットを走るというのは、プレミアム感と共に通常とは違う緊張感がありますね。

line_oa_chat_220606_180019

いよいよ走行時間となり、タイトフィットながらも動きやすいダイネーゼのレザースーツ、レザーブーツ、レザーグローブ、そして、PISTA GP RR を身に纏い、気分はまさしくMotoGPライダーです。

line_oa_chat_220606_180041

MotoGPライダーになったような気分に浸りつつ、周回を重ねていきます。クリアでワイドな前方視界で安心してコーナーに進入できますし、バックストレートでもヘルメットは安定しています。気分も盛り上がり、「もう少し、もう少し」と今までの自分との戦いを楽しんでおりました。。。といったところで、ちょっとしたアクシデントがあったのですが、それはまたの機会に。。。

さて今回、PISTA GP RR を購入して、本来の活躍の場であろうサーキットに持ち込んでみました。性能に関しましては、まさしくMotoGPスペックですので、申し分ありません。私自身のスキルが足りない所があり性能を発揮しきれていないかもしれませんが、それよりも何よりも、「 PISTA GP RR を持っているんだ 」という所有感に勝るものはありませんでした。

サーキット用としても、公道用としても、はたまたコレクション・鑑賞用としても、一度手にして頂ければ必ず満足して頂けるヘルメットです。ぜひ店頭でご覧になってくださいませ。

iOS の画像 (71)-4

 

Tags: モーターサイクル, レーシング, サーキット, AGV

埼玉三郷ブログトップへ

ブログ最新記事を通知 (週1回)

関連記事

バレンティーノ・ロッシ ファン必見 PISTA GP RR / SOLELUNA 2025 発売決定

MotoGPを引退した今も、世界中のファンが一挙手一投足に注目し続けるMotoGPレジェンド、バレンティーノ・ロッシ。 2021年に2輪レースから退いた後は4輪レースに舞台を移し、変わらぬレースへの情熱を燃やし続けています。そして、現役時代と同様に今なおシーズンごとに使用ヘルメットのグラフィックをアップデートし続けています。 そんなバレンティーノが2025シーズンに実際に使用した「SOLELUNA」グラフィックが、『PISTA GP RR』から世界限定2,500個のリミテッドモデルとしてリリースされます。

【Custom Works】-世界に一着のこだわりをレザーに刻む- LAGUNA SECA 6 JPNオーダーメイドスーツ完成!

ダイネーゼのレーシングスーツの中で、ベストセラーモデルLAGUNA SECAシリーズの最新作である"LAGUNA SECA 6 JPN PERF 1PC LEATHER SUIT" 人間工学に基づく設計により、ライディングポジションに対する詳細な研究が行われた究極のレーシングスーツです。

ヘルメット選びの決定版。"K1 S"に新色追加&大人気グラフィックが待望の再入荷!

AGVヘルメットの中でも圧倒的な人気を誇る"K1 S"に、待望の新色が入荷しました。 これまでの定番カラーとはひと味違う、ライダーの個性を際立たせる魅力的なカラーリングが新たに登場。 さらに、新色と同時に、人気グラフィックモデルも再入荷し選べる楽しさが広がっています。

都市に馴染むプロテクション。5-POCKET DENIM SLIM PANTSの美学

バイクに乗る時、多くのライダーはジャケットにプロテクターを入れてしっかりと装備しますが、意外と忘れがちなのがパンツのプロテクター。下半身も転倒時には大きなダメージを受けやすいため、膝や腰を守る装備はとても大切です。

ストリート×レーシングの融合 SUPERYA SHOESで感じるバイクとの一体感

バイクに乗る時ついヘルメットやジャケットばかりに目がいきがちですが、実は足元の装備こそがライディングの快適さと安全性を大きく左右します。特に街乗りやツーリングでは、歩きやすさとプロテクション性のバランスが重要ですよね。

新たな定番となるか?新作レーシンググローブ"FIERO METAL GLOVES"が魅せる完成度

バイクに乗るすべてのライダーにとって、装備選びは走行の快適さや安全性を左右する大切な要素です。なかでもレーシンググローブは、手元の操作性を高めると同時に、万が一の転倒時にも手をしっかりと守ってくれる欠かせないアイテムのひとつです。今回は、そんなレーシンググローブの新作が入荷致しましたので、その特徴やフィット感を詳しくご紹介していきます。

ダイネーゼのハイグレード・レーシングブーツ『TORQUE 4 BOOTS』をご紹介

皆様、こんにちは。今回は、ダイネーゼのハイグレード・レーシングブーツ『TORQUE 4 BOOTS』をご紹介させていただきます。前モデルに比べてサイズ感が改善され、非常に快適な装着感となっております。ぜひご覧くださいませ。 最新のデザイン まずは、商品の全体像から

春におすすめ スポーティーでカジュアルな『IGNITE TEX JACKET』を徹底解説

本格的な春のライディングシーズンに活躍する、スポーティーでカジュアルなジャケット。街乗りやツーリングなどで気軽に着用していただける『IGNITE TEX JACKET』を徹底解説します。

シンプルでカジュアルな『BHYDE NO-WIND TEX JACKET』を徹底解説

ダイネーゼのテキスタイルジャケットの中でも、シンプルでカジュアルなジャケットで、街乗りやツーリングなどで気軽に着用していただける『BHYDE NO-WIND TEX JACKET』を徹底解説します。

AGV新作のK7 期間限定公開 2/15~2/20

先日AGV JAPANサイトで公開された新作ヘルメット"K7"。スポーツツーリングのセグメントにおいて新しいベンチマークとなる期待のモデルですが日本導入予定カラーの一部サンプルを期間限定で公開いたします。 2025年2月15日(土)~2月20日(木)の6日間、ダイネーゼ埼玉三郷店にて展示致しております。

バイク用エアバッグの必要性とダイネーゼ SMART AIRの特徴解説

2022年12月より、ダイネーゼのバイク用エアバック「Smart Jacket」が警視庁の交通機動隊(白バイ隊員)に正式採用されました。 安全意識が高まっている昨今、バイク用エアバッグは事故の際に致命的な怪我を防ぐために非常に有効であり、この警視庁の採用は、日常的にバイクに乗るプロフェッショナルの方々もその必要性を認識していると言えるでしょう。 前回のブログでは「D-air®」の仕組みをお伝えさせて頂きましたが、この記事では、バイク用エアバッグの必要性と合わせて、ダイネーゼの新型エアバッグ「SMART AIR」の特徴を解説していきます。

バイク用ワイヤレスエアバッグ「D-air®」は、どのようにして事故を判断し、ライダーを保護するのか。

D-air®の仕組みを知ることで、ダイネーゼのエアバッグの特徴がお分かりいただけることでしょう。 D-air®には大きく分けて「Racing」と「Road」の2つのシステムがあります。 これはそれぞれ、何が違うのか?どのように機能しているのか? D-air®の仕組みについてひとつずつ丁寧に解説します。
 

ダイネーゼ 埼玉三郷店 Map
341-0004 埼玉県三郷市上彦名113-1
TEL.048-954-8461
営業時間 10:00 - 19:00
定休日 水曜日 + 第2/4火曜日 (祝日の場合は営業・翌日に振替)