埼玉三郷店ブログをご覧の皆様、こんにちは。池上です。
スタッフのこれ買っちゃいました! PISTA GP RR編その② でございます。
前回のブログに続きまして、PISTA GP RR の一般道、高速道路~サーキット走行でのインプレッションをお届けいたします。
【PISTA GP RR - PERFORMANCE CARBON/RED】 ¥207,900(税込)
PISTA GP RR で実際に走行してみて、まず最初に驚いたところは、今までとは見える景色が違うという点です。一般的なヘルメットでしたら、開口部の縁やベンチレーション用インテークなどが目に入ってくる所を、水平方向に最大190°、垂直方向に85°の視野角を持つ PISTA GP RR にかかりますと、そういったものは目に入らず、ライディングに集中することができます。
また、PISTA GP RR のバイザーは最大5mmの厚みがありますので、開閉の際の操作感は非常にカッチリとしたものとなり、走り出す前の気分を高揚させてくれます。
しかしながら、バイザーの厚みによって視界が歪んで見えるのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、心配は無用でございます。むしろ停車時よりも走行中の方が、よりクリアにハッキリとした視界となります!
この点に関しましては、ご試着では体感しにくいかもしれませんが、自信をもってお伝えさせていただきます。
そして、PISTA GP RR の100%カーボンファイバーのシェル構造と、最新のエアロダイナミクスに基づいて設計された空力性能も気になる所と思いますので、そちらのインプレッションもお伝えさせていただきます。
さすがの100%カーボンファイバーという所で、手に持った重量も被った重量も軽いのですが、タイトな入り口と浅めの被りに、「これがMotoGPスペックか!」と、正直戸惑いました。また、浅めの被りが影響しているのか、若干ヘルメットの重心位置が高めのような印象を受けました。
それが、いざ乗車姿勢をとってみますと、先程まで感じていた重心位置の違和感のようなものが無くなり、今すぐにでも走り出したい!、そんな気分になりました。
直立状態よりも前傾姿勢でのバランス、すなわち 1/100 秒を争うレースシーンでの性能を最優先に考えられているという事ですね。
そして、そんな今すぐにでも走り出したい気分に浸りつつ、サーキット走行会当日の朝を迎えました。
タイトフィットなPISTA GP RR に頭を滑り込ませ、いざ出発です。
一般道を走り高速道路へ、速度が上がるにつれてヘルメットが安定していくのを感じます。こちらのブログのような前傾姿勢で走ってみても、レザースーツのエアロダイナミックハンプとの相乗効果で、姿勢が乱れる事はありませんでした。
そのまま、PISTA GP RR のクリアな視界と優れた空力性能に身を任せ、無事筑波サーキットに到着しました。
走行枠までに諸々の準備をして、ブリーフィングを経て心を落ち着かせていきます。しかし、今まで何回か走っているはずなのに、今回は心がソワソワしています。やはり、motoGPライダーと同じヘルメットでサーキットを走るというのは、プレミアム感と共に通常とは違う緊張感がありますね。
いよいよ走行時間となり、タイトフィットながらも動きやすいダイネーゼのレザースーツ、レザーブーツ、レザーグローブ、そして、PISTA GP RR を身に纏い、気分はまさしくMotoGPライダーです。
MotoGPライダーになったような気分に浸りつつ、周回を重ねていきます。クリアでワイドな前方視界で安心してコーナーに進入できますし、バックストレートでもヘルメットは安定しています。気分も盛り上がり、「もう少し、もう少し」と今までの自分との戦いを楽しんでおりました。。。といったところで、ちょっとしたアクシデントがあったのですが、それはまたの機会に。。。
さて今回、PISTA GP RR を購入して、本来の活躍の場であろうサーキットに持ち込んでみました。性能に関しましては、まさしくMotoGPスペックですので、申し分ありません。私自身のスキルが足りない所があり性能を発揮しきれていないかもしれませんが、それよりも何よりも、「 PISTA GP RR を持っているんだ 」という所有感に勝るものはありませんでした。
サーキット用としても、公道用としても、はたまたコレクション・鑑賞用としても、一度手にして頂ければ必ず満足して頂けるヘルメットです。ぜひ店頭でご覧になってくださいませ。