CIAO!!
ライディングギアというとジャケットやパンツなど華やかなアイテムが注文されますが、ダイネーゼにはロングセラーでラインナップされ続ける縁の下の力持ちとも呼べるアクセサリーもございます。今回は冬時期に役立ち、安全性も上げるアイテムをご紹介致します。
CINTURA UNION 11,000円(税込)
一度は見た事ある?こちらのベルト状のアイテム。このままだとどの様に使うのか想像し辛いかと思いますが、結論を挙げるとこうします↓
デニムやカジュアルパンツ等、ベルトループが付いているパンツに手持ちのベルトと共締めをする事が出来、これにより......
本来連結ファスナーが無いパンツにジャケットとのファスナー連結機能を付与する事が出来るようになります。
通常ジャケット・パンツ連結は、それぞれにファスナーが付いていないと出来ませんが、デニム等の一般的なカジュアル系のパンツにはファスナーがありません。そこでこのベルトを使う事によりジャケットとの連結が可能になるのです。
そもそもジャケットとパンツを連結する事のメリットは?という点ですが、大きくは2つございます。
①安全性
連結されることにより、万が一のアクシデント時にジャケットの裾がめくれ上がる事を抑制します。
②快適性
特に冬時期は腰回りからの風の巻き込みによる冷えは問題です。連結する事により腰回りの隙間を無くすことが出来るため巻き込み風を抑えます。
これ以外にもジャケットとパンツが双方向に引っ張り合う状態になるため、ジャケットではずり上がり防止・パンツでは逆にずり下がり防止の効果も生まれます。また付けた状態もスリムで邪魔にならないので仮にジャケットと連結していなくても付けっぱなしにしておく事が可能です。私SAKAIもデニムパンツ使用時にはこのベルトが常に付いた状態にしています。
効果と使い方が分かったところで実際にどのようにセットするかもご説明致します。
まず手持ちのベルトがUNION BELTに通るかを確認致します。UNION BELTの通し幅は最大3.8cmですが3.5cm位までの幅のベルトを推奨致します。そして履くパンツのベルトループの間隔との兼ね合いでUNION BELTの通し穴にどう通していくかが変わりますので実際に合わせてみましょう。
ではスタート。例としてDAINESEの"DENIM PANTS"に通していきます。パンツ側(デニム)のベルトループの位置を考慮しつつUNION BELTと通すベルトを編み込みます。
この写真ではパンツ側の2個目のベルトループまで通した状態で、UNION BELTと通すベルトも2回編み込んでいます。
進んで真後ろ側のベルトループまで通しました。このような感じで1周ぐるっと通していきます。
全て通し終わった際に上写真のようにファスナーの端が左右均等な位置になる状態が理想です。これが左右にズレしまうと、ジャケットと連結した際にヨレてしまいます。
はい、最後まで通し終わりました。因みにUNION BELTと通しベルトの編み込み回数が少ないと実際に連結した際にUNION BELTが歪に引っ張られてしまい、これまたヨレ・隙間の原因になりますので適度に編み込みをしましょう。
UNION BELTは本革製ですので使いこむ程にレザーならではの味わいが出てきます。画像の下が新品、上が私が実際に3年程使っている状態ですが良い感じにエイジングしてきているかなと思います。
いかがでしたでしょうか。ちょっとしたアイテムではありますが、普段カジュアルなパンツを使用される方に是非1つ持っていて頂きたい、安全性・快適性をぐっとアップする効果がある優れもの。プレゼントとしてもお勧めです。
それでは次回もお楽しみに!
Ciao,Ciao~