先日開催されたMotoGP 5戦 フランスGPでは、Moto 3クラスにてダニ・オルガド選手、Moto2クラスにてトニー・アルボリーノ選手、MotoGPクラスにてマルコ・ベッツェッキ選手が見事優勝し、全クラスにてダイネーゼ&AGVライダーが表彰台の頂点に立つという素晴らしい結果となりました。
フランスGPはWGP通算1000戦目という記念すべきレースでした。そんなレースで全クラスダイネーゼ&AGVライダーが大活躍となり、私自身大興奮でした。
そんな熱いレースを見るとやはりバイクに乗りたくなるというのがバイク乗りというもの。
しかしサーキットと公道では想定されるシチュエーションが大きくことなります。一般的には公道の方がよりリスクが高くなり、安全装備が重要になります。
今回は警視庁にも採用されている、公道用で開発されたエアバッグベスト"SMART JACKET"を改めてご紹介致します。
SMART JACKETは、背中~鎖骨~胸の保護性能をもったエアバッグを装備しています。
ダイネーゼのエアバッグはセンサーがライダーの動きをモニタリングしており、
瞬時に転倒を察知してエアバッグが展開するようになっております。
3つの回転センサーと3つの加速度センサーを駆使して1秒間に1000回もライダーをモニタリングしています。
また、ダイネーゼのエアバッグにはGPSが内蔵されておりますので、
10km/h以上の速度を感知してエアバッグが作動します。
停車状態でも加速度センサーがバイクのアイドリングを感知している状態であれば
万が一の時にエアバッグが作動するようになっております。
D-airに関しましては、下記ブログにてより詳しくご説明されておりますので、是非チェックしてみてください。
【バイク用ワイヤレスエアバッグ「D-air®」は、どのようにして事故を判断し、起動するのか。】
実際にスタッフが着用してみました。着用スタッフは174cm/60kgとなっており、通常ジャケットサイズは48サイズを着用しております。今回SMART JACKETはSサイズを着用しています。
SMART JACKETのサイズ感としての目安は、
・アームホール部分にゆとりは無いか
・胸回りがしっかりとフィットしているか
こちらの2点が非常に重要となります。
これらを踏まえた上で、もう一度着用スタッフのサイズ感を見てみましょう。
着用スタッフはSサイズでアームホール部分のゆとりがほぼありません。比較対象として、右側のLサイズを着用した写真と比べると良くわかると思います。
チェスト部分もピッタリとフィットしておりますので、適正サイズはSサイズとなります。ゆとりがあるとエアバッグが作動した際に、保護範囲からズレてしまう可能性もあるので、なるべくタイトフィット目がお勧めです。
SMART JACKETはジャケットの中でも外でも着用可能です。SMART JACKETに関してジャケットの中に着るのか、ジャケットの外に着るのかを迷い、サイズが決められないというお問合せを多く受けます。
では実際にジャケットの上からSサイズを着用してみましょう。
問題無く着用できました。ジャケットは普段着用しているサイズと同じく、48サイズを着用しております。
というのも、ベスト型に関してはサイド部分のファブリックがかなり伸縮するのに加え、ウエストには調整機能も付いているので、基本的にはSMART JACKETのサイズを上げなくても解決するケースが多いです。
SMART JACKETをジャケットの上から着用しても苦しい箇所は無く、快適に使用できます。
ジャケットの中に着たい場合、ジャケット側のサイズをどうしたらいいのかわからないという声も多くお聞きします。
サイズ感の目安として、ジャケット側のファスナーが無理なく上がれば中に着用する事が可能です。
もしジャケット側のファスナーが少し無理しないと上がらない場合は、ジャケットのサイズを上げて頂くか、外に着用することをお勧めしています。
実際に動画にて撮影致しました。
先程と同じく48サイズの中に着用した場合、ファスナーは無理なく上がっています。この場合ジャケットの中に着用することが可能です。
比較として分かりやすいように2サイズ下の44サイズの中に着用してみました。ファスナー自体上がってはいますが、多少無理しないと上がりません。この状態でもエアバックは問題無く作動致しますがかなり窮屈なフィッティングのため動きにくい・疲れやすいなどが予想されます。アクティブセーフティの観点からこの場合はジャケットの外に着る事をお勧め致します。
勿論ご体格や、どのようなジャケットに合わせるかによってサイズは多少前後致します。店頭では実際にお持ちのジャケットと合わせたり、スタッフが適正サイズをご案内致します。
SMART JACKETに関してご不明点が御座いましたらお気軽にお問合せ下さいませ。
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記事作成 : 坂井(サカイ)