ライダーを守る新たなプロテクションとして活躍しているダイネーゼのエアバッグ”D-air"をご存じでしょうか。
D-airが誇る高い安全性を評価され、2022年に警視庁の交通機動隊に納入されております。
D-airには公道用(Road)とレース用(Racing)の2つのシステムに分かれております。
D-airの存在をご存じなかった方やご検討をされている方を含めた皆様に知って頂けると幸いでございます。
D-airとは
20年以上かけてレースや公道から得た研究やデータから開発された最高レベルの保護機能を備えたエアバッグシステムです。
車体とライダーをワイヤーで物理的に繋ぐシンプルなシンプルな仕組みでは無く、システムに内蔵された「3つの傾斜センサー」「3つの加速度センサー」「GPS」の合計7つのセンサーが毎秒1000回ライダーの動きを検知しており、電源のON、OFFは胸元のマグネットもしくはボタンを留めるだけで最高の安全性を手に入れることが可能です。
エアバッグはただ風船のように膨らむのではなく、特許技術のマイクロフィラメントと呼ばれる細かい繊維が膨張して硬質化します。
どの部分においても均等に5cm膨らむ事でハードプロテクター(WAVE D1)約7枚相当の高い衝撃吸収能力を発揮し、ライダーを守るシールドになります。
公道では障害物や対向車等の外的要因が多いため、致命傷に繋がりやすい胸や背中の広範囲に配置されております。
プロテクターを併用せずにエアバッグ単体のみで胸と背中を両方CE認証を取得しているのは世界で唯一D-air Roadを搭載したモデルのみです。
Roadモデルには公道で起こりうるアクションやリスクがインプットされており、レースでの動きはインプットされておりません。
Roadモデルは時速10km以上とアイドリングによる感知でエアバッグが作動できる状態になります。
※振動が無いもしくは振動が軽微な場合はアイドリングを感知出来ません。
D-air Roadの起動条件
・ハイサイド
・ローサイド(回転を伴う、伴わないに関わらず全て)
・信号待ち等のアイドリング停車中の全方位からの衝突
・車やガードレール等の障害物との正面衝突(45°~135°の範囲でもっとも有効)
公道では対向車や人、障害物やあらゆる状況が想定されるため、様々な動きに対応出来るようにプログラミングされております。
D-air Roadを備えたおすすめのモデルは以下の通りです。
サーキットで想定されうるアクションやクラッシュの傾向がインプットされており、公道での動きはインプットされておりません。
鎖骨や肩周りを守るために特化しており、胸や背中は従来のプロテクターで保護します。
エアバッグの範囲が少ない分、軽量性に優れ、完全に硬化するまでの時間を短縮して瞬時に最高強度に
達する事で重大な事故からライダーを保護します。
Racingモデルは時速50km以下では起動しない状態になります。
※ヘアピン等の高速からの急減速で直前にスピードが出ている場合は、50km/h以下でも起動する場合が
ございます。
D-air Racingの起動条件
・ハイサイド
・ローサイド(回転を伴う場合のみ)
世界で最も過酷なMotoGPサーキットでの20年以上におよぶテストから得たデータがD-air Racingに組み込まれ、ライダーに最高の安全性を提供します。
D-air Racingを備えたおすすめのモデルは以下の通りです。
(下記の2モデルは新作モデルの為、現在ご予約を受け付けている商品です。)
MISANO 3 PERF. D-AIR® 1PC LEATHER SUIT
MUGELLO 3 PERF. D-AIR® 1PC LEATHER SUIT
ダイネーゼの歴史と研究データが組み込まれたエアバッグモデルを是非ご検討くださいませ!