モーターサイクルレースの最高峰であるMotoGPクラス。
極限の環境下でも安定してレースに臨めるアイテムとして非常に重要な装備としてヘルメットがあります。
AGVヘルメットでは、契約ライダーがサーキットで実際に使用している同じモデルであるPISTA GP RRを詳しくご紹介します!
今回は外装編ということで、主にヘルメットの外側のもっている性能をお伝えしていきます!
AGV PISTA GP RR GLOSSY CARBON ¥196,900(税込)
※オプション イリジウムレッド装着例
AGVヘルメットのランナップ中最高峰のピュアレーシングモデルです。
フロントから見たフォルムはいかにも”AGVらしい”形をしており、AGVといえばPISTAのフォルムを想像する方も多いのではないでしょうか。
ヘルメットの骨格にあたるシェルには見た目にも美しい100%カーボンを使用しており、また集中力を維持しレースに勝ち抜く装備が随所に張り巡らされたヘルメットでもあります。
側方から見てみるとヘルメット前方から浴びた空気を効率良く後方へ流し、さらに安定性も高めるスポイラーが大きな存在を放っています。
視覚的にもインパクトのあるフォルムをしていますが、万が一の転倒時にはスポイラーが”あえて”破損し、外れることで頸椎のダメージをかかりにくくするようになっています。
肝心な空力性能は時速300キロを優に超える速度でレースをおこなうMotoGPクラスでも抜群の安定性をもち、さらには時速160キロで走行した時にヘルメットの重量を空力で打ち消すことができるように設計されています。
この時速160キロという速度はMotoGPでの全サーキット平均速度にあたり、どのサーキットであっても安定して走行できるように拘りを持って設計されたことが伝わってきます。
額には効率良く空気を取り込むことが可能な大型のエアーホールが3か所あり、様々なライディングポジションでも安定して換気が可能です。
頭を強力に冷やすことで体温上昇に伴う体力の消耗を抑えてくれる効果もあります。
さらに、口元にもベンチレーションを備えています。
こちらは内側にスライドシャッターがあり、上下に操作することで風の取り込みをコントロールすることができます。
シャッターを開けてみました。
シャッター奥にはハニカム上のパンチングメタルがあり、通り抜けた風は口元へダイレクトは入ってくるため換気だけではなく息苦しさの軽減にもつながります。
シャッター前には空気を整流するための”フィン”があり、顎を引くような角度になっても大きく風を取り込むことができるようになっています。
ヘルメット後方にはヘルメット前方から取り入れた空気を排出するエアベントがあります。
温まったヘルメット内部の空気を負圧の効果を利用し、強力に外へ逃がすことが可能です。
空気の排出がうまくいかないと、前方から取り入れが可能であっても空気が入ってこれないため、換気性能の要といえそうです。バイザー
PISTA GP RRではバイザーも特別な作りになっています。バイザーは一般的な厚みよりさらに厚い5ミリを誇っています。
5ミリもの厚みがあるおかげで目の保護性能を高めつつ、クリアな視界を確保しているところも優れた性能を発揮しているポイントです。
ライディングに欠かす事の出来ない性能として視界があります。
PISTA GP RR は非常にワイドな視界を誇っており、水平方向は190度・垂直方向は85度を実現しています。
特に水平方向は人の視界の限界角度が約200度を言われているため、ほぼ視界を遮ることがなく様々な情報をいち早くとらえることが可能です。
バイザーロック機構もスムーズかつ確実に作動し、ロックの解除も簡単そのものです。
ロックはバイザー中央の縁を指で押し込むだけで「カチッ」とロックし。
バイザーロックの解除は中央のボタンを押す事により簡単・確実に行うことが可能です。
ボタンの作動もスムーズで、グローブを装着したままでも操作しやすくなっています。
バイザーロックは2段階式になっており、写真の状態でとめることでロックしつつ外気を少しだけ取り込むこともできます。
ロック機構が中央にあるため左右均一に力が加えることができ、スムーズな作動を実現しているポイントでもあります。
記事が長くなってまいりましたので、ここで一区切りにさえていただきます。
次回は内装編ということで、ライディングに集中するための特殊な内装をメインにご紹介していきます!
さらに!今回ご紹介しましたPISTA GP RRとフォルムを同一にしながら、サーキットと公道での快適性を高めたCORSA R MATT BLACKが間もなくダイネーゼ東京世田谷店へMサイズに限り極僅少入荷予定です!
非常に人気が高く、また数が少ないため入荷後すぐの完売が予想されます。
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