埼玉県・秩父市といえば、ツーリング先としてはとてもメジャーなスポットではないでしょうか。山間部である秩父は、季節や時間帯によって気温が大きく変わることが多いため、ライディングウェアの選び方、あるいは必要なプロテクターについても触れつつ、安全で快適な秩父ツーリングを楽しむためのアドバイスをご紹介します。
気持ちよく旅を楽しむためには、事前準備がとても大切です。
[ この記事のトピック ]
秩父の平均気温と目安
まずは、およその気温を知っておきましょう。
秩父地域は山間部に位置し、秋冬の季節では冷え込みが厳しくなります。10月の平均気温は15℃前後で、徐々に寒さが増していき、12月から1月には5℃以下に下がることが多いです。
特に朝晩の気温差が大きいため、寒さ対策が重要です。冬の期間は積雪や凍結もありますから、ツーリングはお勧めできません。
気象庁の過去の平均気温データによると、秩父エリアは、春(3月~5月)は、3月は平均約6.6℃、4月は12.2℃、5月には17.3℃まで上昇するようです。夏(6月~8月)は、最も暑い8月は約25.5℃。秋(9月~11月)で、9月は21.5℃、10月は15.5℃。冬(12月~2月)になると、特に1月は平均1.8℃で最も寒いです。
春と秋(10-11月)が、寒暖差対策をしつつ楽しめるシーズンと言えそうですね。
秩父に行くためのルート
埼玉・秩父エリアへのルートはいくつかの選択肢があり、快適なツーリングを楽しめます。簡単にまとめておきましょう。
関越自動車道ルート
東京からは関越自動車道を利用し、花園ICから国道140号に入るルートが一般的。道中、温泉や道の駅など休憩スポットも点在しているため、初心者にもおすすめです。
青梅・名栗経由ルート
東京都青梅から名栗を経由し、県道53号を通るルートも人気です。この道は美しい渓谷や森林が見られるため、自然を満喫しながら走れるのが魅力です。
R299正丸峠ルート
イニシャルDでも有名のようですが、慣れた方にはR299の正丸峠ルートもありますね。カーブが多くワインディングを楽しめる道ですが、最近は状態が良くないところもあるようですので、安全を考えるとちょっと避けた方がいいかも?
関東のお客様で、楽なルートで行きたいな、という方は関越自動車道のルートが良さそうですよ。
ツーリングにおすすめのバイクウェア
では(秩父エリアの気温を想定して)、ダイネーゼ埼玉三郷店からおすすめする、春・秋(15℃くらい、山に行くともう少し寒くなる時期ですね)のおすすめウェアをピックアップしましょう。
ジャケット
防風性や保温性の高いジャケットが必要になりますから、ここではD-DRY® = 防水透湿フィルムを使ったモデルをおすすめします。着脱式インナーがついている商品も多く、雨が降ってきてもOKです。
TEMPEST 3 D-DRY JACKET
D-Dry®防水メンブレンと着脱可能な保温性に優れたインナーを装備したツーリング・ジャケット。年間を通して使用可能なオールシーズンモデルです。肘と肩には、Pro Armorを装備しており、ショート丈でゆとりのあるアスレチックなフィット感を提供します。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
こちらは詳しくブログでも掲載しています。
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記事作成 : 池上(イケガミ)
保温インナー(寒暖差調整用)
さらに低地と山間部で気温差がある場合、折りたたんでバックパックにしのばせておく、インナーウェアがあるとさらに便利ですよ。
DESTINATION LAYER JACKE
保温性と通気性に優れた素材“Polartec Power Air®”を使用したサーマルインナー。ジャケットの中や単体での着用が可能です。
※価格や仕様は予告なく変更される場合があります。最新情報はダイネーゼAGVジャパン公式サイトをご覧ください。
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記事作成 : 埼玉三郷店スタッフ
防寒性に優れたツーリンググローブ
指先から手全体を冷えから守るだけでなく、操作性を維持するためにも重要。
寒さで手がかじかむと操作ミスが増え、安全性が損なわれる恐れもありますから、特に防水性や保温性が備わったツーリンググローブを探しましょう。
こちらはぜひ福岡店のブログも参考にしてみてください。
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2024年09月28日
冬用ネックウォーマー(ネックチューブ)
コスパ最強の意外と忘れられがちなサブアイテムがネックウォーマーです。小さく折りたたんでウエストバッグに収納できるうえ、首元からの冷たい風をシャットアウト。ゴアウインドストッパー仕様で、効果抜群のおすすめ品です。
以上、「ジャケット」「インナー」「グローブ」「サブアイテム」の4種類を紹介させて頂きました。
他にも、もちろん防寒のツーリングパンツや防水ブーツなどありますが、挙げるとキリがないので(!)特に効果が高いと思うカテゴリをピックアップしています。
その他にもいろいろと紹介できますので、ぜひ埼玉三郷店でご相談ください。
ツーリング中の事故から守る、プロテクターの種類
では最後に、プロテクター関係のお話です。
ツーリング中の事故やアクシデントへの対策として、体を守るプロテクターは非常に重要になってきます。
特に秩父のような山道を含むツーリングは、対向車と近くすれ違うこともありますから、安全には気を付けて楽しみましょう。
胸:チェストプロテクター
まだ普及率は高くないものの、万が一の際に致命傷となるリスクが高いため、ダイネーゼストアではおすすめしています。
普及率はまだ10%弱
出典:二輪車利用者に対するヘルメット及び胸部プロテクターの着用状況調査結果
チェストプロテクターは直接的な衝撃から内臓や肋骨を守るために効果的で、軽量なものからしっかりとしたハードシェルタイプまであります。
チェストプロテクターを挿入できるポケットが付いているかを確認して、自分のジャケットと併せて選ぶと良いでしょう。
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背中:バックプロテクター
背中を保護するバックプロテクター。衝撃吸収力の高い素材で作られており、使用用途や好みのフィッティングに合わせて、CE規格のLevel.1、Level 2を使い分けるのがおすすめ。
ダイネーゼのジャケットは、ほぼ全てのモデルに背中にポケットがついており、ジャケットに組み込むことができますよ。
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エアバッグベスト
エアバッグベストは、事故の衝撃時に瞬時に膨らむことで、胸部・背中・首などを保護する非常に高性能なプロテクション装備です。
胸・背中のプロテクターの代わりに、エアバッグベスト1つ着用する方法もお勧めです。価格はどうしても高価になりますが、転倒時の怪我のリスクを大幅に軽減できます。
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記事作成 : 坂井(サカイ)
2023年09月16日
膝・肘プロテクター
ツーリング中に怪我をしやすい膝や肘も忘れずに。
スリップ(ローサイド)の転倒など、膝や肘が地面と強く擦れることも多いと思います。
こちらは、ほぼ全てのダイネーゼ製ジャケット・パンツには標準装備されていますので、別途購入するより、標準装備されているものを使ってみましょう。
ツーリングブーツとアンクルガード
足首を含む足全体を守るためには、プロテクター付きのライディングブーツが必須。アンクルガードがしっかり内蔵され、足首からふくらはぎまでをしっかりホールドするツーリングブーツは、転倒時のねじれや衝撃から足を守ってくれます。
ツーリング用として発売されているものには、ふくらはぎまでカバーするものが多いのですが、最近は降車後も動きやすい、ショートブーツも人気がでてきました。
最後に
秩父エリアの秋冬ツーリングは美しい景色と豊かな観光スポットを楽しむことができます。
がしかし、寒さや天候の変化には十分注意が必要です。しっかりとした装備と準備を整えて、秩父の自然と文化を思い切り楽しみましょう。