こんにちは。
いつもダイネーゼ大阪のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
早いもので、2023年も折り返しとなりました。
それと同時に梅雨の季節に入りましたね。
すでに暑くて、これから来る夏におびえております😱
さて、今回はリーズナブルな価格と高いデザイン性で人気を博したヘルメット「K1」がモデルチェンジを果たして登場した「K1 S」についてご紹介いたします。
具体的にどこが変わったのか。その特徴を詳しくご紹介いたしましょう!
ECE22.06に対応
皆様はヨーロッパでヘルメットの規格が変わったのはご存じでしょうか?
2021年1月にECE22.05からECE22.06に変更となりました。
ECE22.06に適合するために開発されたのがこの「K1 S」なのです。
密度の異なるEPS(衝撃を吸収する発泡スチロールのような素材)を適切な場所に配置し、
ライダーの頭を衝撃から守ります。
ECE22.06は世界一厳しいと言われている安全規格なのですが、このヘルメットはAGV Extreme Safetyにより、基準を満たすだけでなく、さらに上回っています。
それにも関わらず、先代ヘルメットのK1と重量は変わりません。
重量は変わらずに、安全性の向上に成功したのです!
バイザーの改良
ECE22.06に適応するためには、バイザーの改良も不可欠でした。
なぜなら、6mmの鉄球を秒速80mでぶつけるというテストがあるからです。
テストに合格するには、バイザーが割れたり、変形したり、ヘルメットから外れたりしてはいけません。
K1 Sはこのテストを見事クリアしました。
また、改善されたのは安全性だけではありません。
上位モデルのK5 Sや K3などと同じく、水平方向へ190°の視界が確保できる「Ultra Vision」を採用。
視界が広がることにより、危険をいち早く察知し、回避行動をとれるようになります。
これによりMax Pinlock70にも対応しました。
より広い範囲にわたって、バイザーの曇りを防いでくれます。
K1より、K1 Sのバイザーの方がピンロックの範囲が広いのがわかります。
スポイラー形状の変更
K1の最大の特徴であるスポイラーの形状が変更されました。
後方にあるエアダクトがかなり大型化され、ベンチレーション性能が大幅に向上しました。
これは、スーパーカーのエアロや戦闘機のエアダクトからインスピレーションを受けており、
中の空気を一気に外に引っ張り出してくれ、ヘルメットの中をより快適に保ちます。
最上級ヘルメット「PISTA GP RR」との共通点
AGVが誇る最強のフルカーボンヘルメット「PISTA GP RR」とAGVのエントリーモデルにあたる「K1S」には共通点が存在します。
まずはベンチレーションです。
前から見たときに、ベンチレーションの形がそっくりなのはお分かりいただけますでしょうか。
これはK1 SがPISTAからフィードバックを受けて作られた証拠です。
PISTAにはベンチレーションの開閉機構は備わっていませんが、K1 Sはツーリングでも使いやすいように
開閉機構が備わっています。
グローブを付けたままでも操作しやすい形状になっており、走行中の状況に応じて、簡単にベンチレーション機能をお使いいただけます。
そして、スポイラーです。
両者には、大型のスポイラーが装備されています。
このスポイラーがあることによって、走行中に受ける空気の流れを整え、頭のブレを抑制します。
頭のブレが少なくなると、安全性の向上はもちろん、疲労軽減の効果も期待できます。
PISTAは最高のヘルメットですが、価格が20万円以上するので、手が出しずらいお客様もおられるかもしれません。
その点、K1 Sは29,700円からと、PISTAの1/7ほどの値段で買えてしまいます。
PISTAの遺伝子を受け継いだ高性能ヘルメットなのに、3万円ほどで手に入れられるところも魅力の1つですね♪
豊富なカラー展開
先代のK1もそうでしたが、K1 Sもカラー展開が豊富です。
ロッシレプリカをはじめとした10色ラインナップされています。
こちらはSky Racing Team(スカイ・レーシング・チーム)によるバレンティーノ・ロッシの最終シーズンを記念したグラフィックです。
"GRAZIE"とは、イタリア語で”ありがとう”を意味しており、26年間ものあいだ活躍したロッシへの感謝を表しています。
こちらは発売前から多くのお問い合わせをいただいていたデザインで、バレンティーノ・ロッシがMoto GP 2018年シーズンに着用したグラフィックを再現しました。
2017年以前の鮮やかで新鮮なSolelunaグラフィックとは異なり、‘‘余分なものを捨て初心に還る‘‘という新たなコンセプトの下、太陽と月のみを配置し、シンプルな印象に仕上げたデザインです。
いかがだったでしょうか。
見た目ではわかりにくい部分もありますが、間違いなく大きな進化を遂げました。
大阪店ではすべてのモデルをご試着可能でございます。
ぜひ手に入れて、進化した「K1 S」の真価を体感してみてください!