こんにちは。
いつもダイネーゼ大阪のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はなぜAGVはあご紐にDリングを採用するのかについてお話したいと思います。
結論から申します。
「安全だから」
です。
今現在の技術において、Dリングがもっとも安全なシステムだからです。
これはダイネーゼ・AGVが掲げる "From Head To Toe" 頭からつま先まで安全を提供するという理念に基づいた結果なのです。
もちろんデザインや快適性も大切です。
しかし、デザインの良さや快適性を感じられるのも命あってこそです。
いくらデザインをよくしても、快適性をよくしても、安全性をおろそかにし、命を落としてしまっては本末転倒、無意味なのです。
バックル式のあご紐はつけ外しが楽という最大のメリットがあります。
その理由で愛用している方も多いでしょうし、否定するつもりもありません。
ただ、つけ外ししやすいということは、突発的な衝撃で外れてしまう可能性があるということです。
大抵のバックル式あご紐はプラスチックでできています。
思わぬ衝撃が加わると、破損し、あご紐が外れてしまう可能性があります。
大手メーカーのバックルは厳しいテストをクリアしているので、壊れることはほぼありませんが、可能性が1%でもあるのなら、潰しておこうということです。
Dリングであれば、故意に刃物で切断しようとしない限り、切れることは絶対にありません。
現に、MotoGPやWSBKなどのレースで使用されている、各メーカーのフラッグシップモデルはすべて、Dリングを採用しています。
AGVはライダーの皆様が少しでも安心してバイクに乗れるように、より安全な選択をし、ヘルメットを製造しています。
最近、あご紐をつけないでバイクに乗っているライダーを見かけることがあります。
バイクの死亡事故における、死因第1位は頭部外傷によるものです。
およそ半数が頭に受けたダメージによって亡くなっています。
頭を守る=命を守るといっても過言ではないのです。
ヘルメットは正しくかぶり、楽しくバイクライフを送っていただければ幸いです。
それでは~👋